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輝け!キネマ ──巨匠と名優はかくして燃えた
著者 西村雄一郎
日本映画の黄金期を支えた、巨匠と名優たち。小津安二郎と原節子、溝口健二と田中絹代、木下惠介と高峰秀子、黒澤明と三船敏郎。ゴールデンコンビによる数々の名作。その誕生の裏に隠...
輝け!キネマ ──巨匠と名優はかくして燃えた
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輝け!キネマ 巨匠と名優はかくして燃えた (ちくま文庫)
商品説明
日本映画の黄金期を支えた、巨匠と名優たち。小津安二郎と原節子、溝口健二と田中絹代、木下惠介と高峰秀子、黒澤明と三船敏郎。ゴールデンコンビによる数々の名作。その誕生の裏に隠された壮絶な人間ドラマとは? NHK第2「カルチャーラジオ」で好評を得た「日本映画の黄金期を支えた監督とスターたち」を大幅に改稿した、文庫オリジナル。
目次
- 第一部 小津安二郎と原節子/第1回 戦前・戦後のアイドル/日本映画史の隠された謎/女優・原節子の誕生『ためらふ勿れ若人よ』/日独合作映画に主演『新しき土』/兵士たちのピンナップ・ガール『上海陸戦隊』『指導物語』/戦後民主主義の象徴『わが青春に悔なし』『青い山脈』/第2回 小津調の確立/小津のルーツは伊勢商人/なぜ小津は老成したのか?/小津調の始まり『晩春』/ロー・ポジションか? ロー・アングルか?/アグファ・カラーの赤の色『彼岸花』/原節子を抜擢/原節子を切望『麥秋』/砂浜シーンの火花/結婚のウワサ話『めし』/第3回 伝説の創建/小津映画リトマス試験紙説『東京物語』/究極の愛の形/渡された永遠の時間/紀子の覚悟/「しょうじ」という影/繰り返されるモチーフ『東京暮色』『秋日和』『小早川家の秋』/原節子の号泣/原節子引退の理由『忠臣蔵』/なぜ二人は結ばれなかったのか?/原節子を支えた影の人物/第二部 溝口健二と田中絹代/第1回 下層階級の女を描いた溝口/女を観察する冷徹な目/大女優を罵倒『瀧の白糸』/山田五十鈴と依田義賢『浪華悲歌』『祇園の姉妹』/新藤兼人・溝口への旅『愛妻物語』/第2回 演技開眼した田中絹代/筑前琵琶のスターに/トーキー第一作に主演『マダムと女房』/溝口健二からのオファー『映画女優』/溝口健二の演出法『まあだだよ』/『西鶴一代女』で頂点/第3回 溝口と絹代は関係があったのか?/声が違う!『山椒大夫』/『月は上りぬ』事件/「小説・田中絹代」の功罪/新藤に直接質問『ある映画監督の生涯』/新藤兼人と熊井啓の描く性/演出家としての尊敬『サンダカン八番娼館・望郷』/第三部 木下惠介と高峰秀子/第1回 出征を見送る母の哀しみ/黒澤とライバル視『花咲く港』/裕福な漬物屋が実家/伝説のラスト・シーン『陸軍』/母を奪った戦争への怨み『はじまりのみち』/第2回 デコの渡世日記/五歳で子役デビュー『母』/子供時代のトラウマ/黒澤明との恋の行方『馬』/木下惠介との邂逅『破れ太鼓』/キャラクターの逆を行く演出『お嬢さん乾杯!』/日本映画カラー第一作『カルメン故郷に帰る』/第3回 木下惠介と黒澤明の比較論/木下惠介はモーツァルト/叙情と非情のテクニック『二十四の瞳』『日本の悲劇』
- ほか
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