電子書籍
高評価
2022/04/21 03:52
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投稿者:わんわん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ最近は、エログロ路線や中途半端な終わりかたが多くて、購入を迷った一冊。内容は、いつものとんでも設定、登場人物を覚えるのに時間がかかったけど、久しぶりに最後まで一気に読めた作品。色々気になる部分は残るけど、昔の作品が好きなら面白く読めるのでは
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予知夢を見る素央と刻子は殺人事件の皆殺しを阻止すべく、二人の夢を照会しながら事件を未然に防ごうと動く。だが、現実では殺人事件は起きてしまい…
話と登場人物が込み入ってて話に中々入りきれませんでしたが、ラストは何とも言えない後味でした。最後まで読んで、また最初に戻りようやく理解できました。犯人のしたかった事も理解できなくもなく、複雑な思いでした。
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面白い!
前回読んだ7回死んだ男に続いての2冊目だったが、どっちも面白かった!
予知夢と言うのが今までに読んだ事ない設定で頭の中でぐるぐる混乱する感じが良かった。
もう一人、予知夢を見る人が居たなんて!
最初の方は人物の名前と設定を覚えるのが難しくて苦労した。
別荘見取り図は不要な気もした。
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予知夢の入れ子構造でややっこしい。
少し捻り過ぎている感じではあるが、書き方がややっこしさを引き起こしている。
オチは何だかスッキリしない。だったらもっとこうすれば感が強かった。
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予知夢を見ることのできる二人の男女。親戚関係にある彼らが予知した、親戚の集まりで起こった惨劇。各々が見た予知夢の要素を繋ぎ合わせ、事件がなぜ起こるのかを推理し、惨劇を未然に防ぐことができるのか、という特殊設定ミステリ。
なるほど最近よくありそうな設定の物語、と思いきや。一筋縄ではいきません。入れ子構造になった予知夢に頭がぐるぐる。ちなみに予知夢を見ることによって犯人の正体を知ったはずのあの人があえてその「答え」を隠しつつ、事件の構図を再構築しようとしてくるのが……いや、わかってるんなら犯人誰か教えてよ! と思わないでもなかったり(苦笑)。ま、犯人が誰かということはさほど大きな問題ではないんですよね。なぜ事件が起こったか、そしてどの要素を変えれば事件を防げるのか。読み心地は軽くてすいすい読めそうだけれど、考察ポイントは山のようにあります。
しかし登場人物たちもみんな、一癖も二癖もありそうで。直接関わってはこなさそうな過去の事件までもがなんだか存在感強いし……と思っていたら、結末でこう来ますか! 「まともな人間」っていったい何なんだろう。ぞっとさせられるものがあります。
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作品紹介の『予知夢を見る男と女。皆殺しの惨劇は回避できるのか? そして凶悪な殺意の主とは?』という煽り文句にノックアウトされました(笑)。
西澤保彦さんのお話は不思議設定が多くて好きなんだけど、私が大好きな「夢」が題材になっているときたらもう!
…と、かなりハードル上げて読んじゃったせいか、前半はちょっと期待通りとはいかなかった。
しょっぱなから夢の答え合わせが始まってたまらなくワクワクしたのだけれど、登場人物たちの関係性がなかなか把握できず、しばらく物語に入り込めなかった。巻頭の家系図を何度も見返しながら進めたものの、それでもうまく理解できなくてもどかしかった。
それに加えて前半は、『この理由は後回し』『その説明も後回し』『これまた後回し』と詳細が知らされない部分も多く、蚊帳の外というか置いてきぼりみたいな感覚になってしまった。
それでも、PARACT2に入り殺人が起こってくる頃には、人物の相関にも慣れて楽しんで読めた。最初は『しゅくふんとかジューテツとか言われても余計わかりづらいよ』と思っていたけれど、話が進んでくると、こう呼んでくれてることで把握しやすい面もあるなあと思ったり。
予知夢の内容と構造は、ややこしいけど驚きもあって、種明かし的な部分を読むのがとても楽しかった。結末、判明する悪意も好き。なかなか没頭できなかったのが残念だけど、面白かった。
巻頭の《関係者相関図》
ありまつ→ありすえ
163ページ
金栗さんさん→金栗さん
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この作家らしい特殊設定で、タックシリーズみたいな推論繰り返しながらよい感じに進んでいたのに、最後が強引
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語り手・久志本刻子(トキコ)とその亡姉・年枝の息子・有末素央(アリマツモトオ)は、同じ予知夢を見る体質。刻子の兄・時広とその息子・正広の婚約披露パーティを行う別荘で殺人事件が起こる夢を見て、相談する。
登場人物の人間関係が複雑で一読では頭に入らない。人物相関図を作ってから、巻頭についていることに気づく。まあ、あれだ、自分で作ったことでよく頭に入ったしね……
そして入れ子構造の予知夢も厄介。頭を使う。
でも、著者お得意のエログロ描写がなかったので読みやすかった。
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予知夢を見る叔母と甥のSFミステリー。
あまり時間がなく少しずつ読んでたら、誰が誰なんだか登場人物がよく分からない...変なあだ名で呼んだりするので、また分からない...と、思ったのですが読後、巻頭に関係者相関図を発見‼︎(忘れてました笑)
自分達を含めた大量殺人の夢の答え合わせを2人でするのですが、夢の進行と現状の視点となんかゴチャゴチャして分かりにくい。
夢を見てる2人の視点が違うので、片方が語って後で違う視点のもう片方が話をするのがまどろっこしい。
少しずつ読んだのと読解力がないことが問題なんでしょーけど(≧∀≦)
この設定だとなんでもありになりますねぇ
最後に甥のモトくんのお母様で叔母様トキさんのお姉さんが亡くなった過去の話にもなりますが、モトくん達は予知夢見なかったんですかねぇε-(´∀`; )
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この作者に関してすっかり苦手意識を持ってしまっているので基本的に評価は厳しくなる。
ただエログロ少ない点は良い
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複雑な人間関係による複雑な事件を、会話形式で説明していく前半はかなり読みづらい。後半は面白くなるが、例によって後味は悪い。
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家系図はそこまで複雑ではないが、年齢のギャップが混乱の元か。人と同じ予知夢を見るってそういうことがわかっちゃうのか、とラストはびっくり。
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人死に関わる予知夢を見る男女が親族皆殺しの夢について話す話。予知夢と現実の入れ子構造が思いの外すんなり入ってきて、殺人事件も親族間の関係性も色々気になって読む手が進む。最後に明かされる真実気付きたかった〜気付けそうなだけにちょっと悔しかった
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叔母の刻子と甥の素央には内容がシンクロする予知夢を見る能力がある。今回親戚が一同に介した別荘で大量殺人が起きる夢を見た素央は夢と異なる行動を取った所悲劇は回避された。二人で予知夢の内容を突き合わせて事件の検証をしていくが…。人間関係が複雑なので冒頭の相関図がありがたい。事件の全容解明!からの本番とか刻子視点と素央視点の裏に隠れた正体がじわりと昇ってくる展開とか、予知夢が存在しているからこそのラストとか西澤さんらしいロジックは満載。しかしいまいち乗り切れなさがあったのは期待が高すぎたせいか。親戚相関図とか別荘見取り図とか大好物なものが冒頭に示されていたのに。最近の怪しい性的嗜好も匂わせ位だし必要な設定だし。惜しい。
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家系図を見ながら、人間関係を読んで行く。
年齢のギャップがあったりと、読んでいて、途中でまた、家系図を見直す。
予知夢を見ると言う事で殺人の回避ができるのか?
ちょっと複雑!
そして最後の結末が、同性愛の難しさ!