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過剰可視化社会
著者 與那覇潤(著)
目に見えないウイルスの感染者数が日々「可視化」されたコロナ禍の2年間の後に残ったのは、一人では安心感を得られず、周囲にも疑いの目を向けあう日本人の姿だった。SNSで自らプ...
過剰可視化社会
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過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか (PHP新書)
商品説明
目に見えないウイルスの感染者数が日々「可視化」されたコロナ禍の2年間の後に残ったのは、一人では安心感を得られず、周囲にも疑いの目を向けあう日本人の姿だった。SNSで自らプライバシーを発信し、政治信条や病気・障害までを社会の視線に公開しても、最後は安易なルッキズム(見た目偏重)ばかりが横行する「すべてが見えてしまう社会」を、どう生き抜くのか? 歴史学者から評論家に転じた著者が、臨床心理士の東畑開人氏、哲学者/作家の千葉雅也氏、文化人類学者の磯野真穂氏と白熱した議論を交わしつつ、人文学の方法論の壁を超えて「見えない信頼」を取り戻す方法を提言する! 【目次より】・情報を「見せる」ことで国民を操る権力 ・過剰可視化が失わせる「身体感覚」 ・キラキラしたダイバーシティの空疎さ ・若者の「ヤバい」「エモい」に隠された不安 ・現金支給という「数値化」が不公平感を招く ・病気で「タグ付け」することの是非 ・ファクトよりも先に「品位」を問うべき ・「ハレとケ」を区分できない、のっぺらぼうな日常。
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SNSやデータの過剰?
2022/09/13 08:52
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNSによる分断や極端化などの門団についての指摘については理解できた。それらの問題を、「過剰可視化」とうネーミングしているが、この言い方が筆者が主張したいこととは、ずれているような気がして、ちょっと腑に落ちなかったところがある。「過剰」の問題というよりは、それも踏まえたり意識したうえで、バランスと意思・判断、コミュニケーションをどう取り直すかということを言っている気がした。