紙の本
参加・使ってみないと実感が出ない
2022/09/19 09:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
Web3やブロックチェーンの可能性を説明してくれている。技術的な解説というよりは、将来の社会や生活へのインパクトの可能性を語っているもので、内容はわかりやすかった。でも、実際に使ってみる、やってみる、参加してみないと、なかなか実感は出ない。関係するサイトをのぞいてみたりしようかと思いました。英語への忌避感があるとダメみたいですけど。
投稿元:
レビューを見る
この領域について知識が薄かったので非常に勉強になった。
web1,2,3のそれぞれの位置付けの説明があったので理解しやすかった。
web3、メタバース、NFTという単語に興味があれば概念整理のためにオススメ。
web3:オンライン上でファンジブルトークンとノンファンジブルトークンが行き交う世界のこと
メタバース:オンライン上でのコミュニケーションを前提として、何らかの価値の交換が行われている空間のこと
NFT:代替不能なトークンのこと
この説明だとさっぱりわからないと思うが、本書を読むと理解できる。
投稿元:
レビューを見る
今話題になっているweb3についての解説とそれに付随する社会の変化の未来予想が描かれている。
キーワードは分散化。今まで中央集権型だった様々な組織がブロックチェーンの技術を使ったトークンによって形を変化させていく。
宗教や思想などもトークンという概念とは実は相性は悪くない。フィアットエコノミーからクリプトエコノミーに資金が移動していく中で、日本の税制上の関係でその逆の動きは起こりづらい。
NFTアートを投機的な目線で扱うのではなく、好きなものを所有する事を大切にする事から始め、web3の世界を楽しむ事からスタートするのはとっても大切。
そういった変化の中に自分が身を置いていることに意識的になり、そのダイナミズムを敬遠するのではなく受け入れていく方針で体験していくのが大切だなあと。
投稿元:
レビューを見る
Web 3.0の動きを知りたくて読みました。本書のほとんどがDAOやNFTの現状とこれからについて書かれています。メタバースについてはそれほど触れられていません。
NFTがこれまで流行ってきた仮想通過の投資と何が違うのか、そこにどのような未来があるのかが語られています。
格差社会に対して希望を持てないZ世代はこのDAOやNFTに代表されるWeb3.0で新しい世界を作り始めています。Web1.0, Web2.0の世界をリアルタイムで生きてきた自分としては、あのインターネット黎明期のわくわくがこのWeb3.0にもあるということがまだ実感として感じられていません。しかし、今世界ではそのようなことが起こっているのだそうです。
人はこれからの世界にどのようなことを望むのでしょうか。もし自分のやりたいことがあって、世界中の人とつながれて、何かに貢献できるとしたらそれはとても素晴らしいことです。Web1.0で世界中の情報にインターネットでアクセスできるようになり、Web2.0で様々なSNSを使って自ら情報を発信できるようになった。でも自分が何か世界に影響を与えているという実感はとても得られにくく、大きな力にコントロールされているような気がしてならない。
Web3.0ではDAOやNFTを使ってたくさんのコミュニティーができ、自分にあった活動をし、つながりを得ることができる、そのためには自分から参加していかないといけない、そういうことがわかりました。これから少しDAOやNFTについて調べて自分も参加してみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
ネット界の第一人者によって語られる未来像ということで、期待して読み始めました。新しいテクノロジーによるメリットデメリットが書かれていますが、デメリットに関する考察が不足しており、まあ、何とかなるでしょ、みたいな感じで済まされているのがちょっと気になります。
投稿元:
レビューを見る
次世代のテクノロジーをベースにした社会、経済、我々の生活がどんなふうに変わるのか知りたくて手にした本です。しかしながら、私は本書の語っていることのほんの少ししか理解できませんでした。まだ、頭が切り替わっていないようです。例えるなら、私はまだ二次元の世界の住人で、三次元の球体が二次元の世界を通り過ぎる場面を想像してみてください。点が突然現れて、それが円となり、どんどん直径が大きくなり、そして今度は直径が小さくなっていき、最後は点になって消えていく。二次元の世界にいる私は、三次元の球体を想像できずに眺めている、こんな状態に近いかなぁ〜
本書で得たことは、さまざまな用語の意味、概略をなんとなく学べたことです。NFT,DAO、トークン、等の言葉です。まだ、きちんと説明ができないので、本書を再読したり、他の書籍を読んで学習をするつもりです。
どんな世の中に変わっていくのか、変化の速さに置いておかれないよう、日々勉強だなぁ〜〜
投稿元:
レビューを見る
興奮を感じながら、リアルにWeb3.0とメタバースを思い描いた。
一気に読んでもいいし、自分の考えと照らし合わせながら想像力(創造力)を膨らませて読むのもいいね
投稿元:
レビューを見る
これからのネットの変容がとても分かりやすかった。とは言え個人的な感想ではやっぱりこの世界に興味が持てない。
現状から変化をするのが嫌なだけなのかもしれないが何の魅力も感じない。
とは言え世界は必ずそのような方向性になっていくためやっておかなければいけない、と言う…ねばならないと感じているだけだ。
ただ働き方に関して、プロジェクトごとに人が集まりそして解散していく。そのプロジェクトは手段ではなくまず目的つまりパーパスがあり、そのパーパスに向けて社会貢献をしていく考え方は賛成だ。
そのようにパーパスと集まる人それぞれの得意を生かして問題解決や社会貢献ができる世界はとても理想的だと思う。
====
ジャンル:テクノロジー・IT トレンド
出版社:SBクリエイティブ
定価:990円(税込)
出版日:2022年06月07日
====
伊藤穰一(いとう じょういち)
デジタルガレージ取締役
共同創業者 チーフアーキテクト
千葉工業大学変革センター長
デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者として主に社会とテクノロジーの変革に取り組む
民主主義とガバナンス、気候変動、学問と科学のシステムの再設計など様々な課題解決に向けて活動中
====
flier要約
https://www.flierinc.com/summary/3052
投稿元:
レビューを見る
web3の全体像を知りたい人が読む本。
今やインターネットは、ほとんどその仕組みや利用方法を意識せずとも誰でも簡単にスマホを介して使えている状況があるかと思います。常時接続のインターネットが当たり前になるずっと前、1995年ぐらいには、インターネットを日常的に、それこそ、電車の中やトイレの中でまで使うなんてなかなか想像できていなかったと思います。
2022年の現在「インターネット使っている」という実感や理解がある人ばかりではないのかもしれません。むしろ、そんなことは意識されないレベルで、YouTubeやTwitter、LINE、TikTok、Instagramなどを、スマホを介して日常的に使っている方々も多いのだと思います。
ブロックチェーン技術使った web3 が、その域に達するには、同じように時間がかかる可能性はあります。
ですが、インターネットと同じように、その仕組みや利用方法を意識(理解)せずとも、誰もが簡単に web3 で実現されている「何か」を日常的に使っている状況になる未来が来る可能性はどうやらありそうで、この本を読んでその未来に備えましょう、というのがこの本に書かれていることかと思います。
著者の伊藤穣一さんが web3 を解説し、未来がどう変わるのかを伝えてくれています。
投稿元:
レビューを見る
NFTなどまだ私の身近にない点もあり、ちょっと内容が難しく感じたが、デジタル庁の動きなどはこれからも把握しておきたい。
投稿元:
レビューを見る
MITメディアラボをクビになった(辞任した)伊藤さんのテクノロジー本。
最近、流行りのweb3を中心に、メタバースやNFTが
世の中をどう変えていくのかについて説明してくれています。
そう言えば、昔、「教養としてのテクノロジー」も読んだかなぁ。
(レビューは書いていませんが。。)
※教養としてのテクノロジー
https://booklog.jp/item/1/4140885459?recommend_next=4815616469&ref_page=edit
テクノロジー素人の自分にはちょっと難しい記述もありましたが、
こういう本を少しずつ読み進めることで、理解が深まっていくのでしょう。
自分的に若干、理解し切れなかったのが、
GAFAなどの対抗軸として自律分散的なweb3という概念が出てくるのは理解できるが、
結局その世界で次のGAFAを目指す人たちが
単にweb3のコミュニティーに参加しているだけという
印象が拭え切れなかった。
加えて、こういう世界観が作られることにワクワクする一方で、
かなりエスタブリッシュな一部の人にのみ解放された世界で、
インターネットの世界で生き抜くスキルを持ち合わせていない
多くの人たちにとって優しい世界ではないような気もする。
これを実現するためには、ベーシックインカムなど、
生存の危機からの解放がセットになっていないと
中々難しいのではないかと感じてしまう。
何やかんやで、「伊藤さんも自分がビットした領域を
流行らせたいだけちゃいますの?」と
疑ってしまう自分は器の小さい人間なのか?
(自分の理解が追い付いていないだけかもしれないですが。)
とは言え、こうやって様々な考えに触れることは、
自分はもちろん多くの人にとって示唆のあることかと思います。
投稿元:
レビューを見る
"すべてが大転換する時代をサバイブせよ" と煽るほどのものではなかったように読みました。「9つの原理」の方が私は煽られましたが、新書だもの、ということかも。
投稿元:
レビューを見る
Web3が社会を変えるインパクトある要素だということを改めて感じることができた。序章ではweb1.0からの流れやブロックチェーンやトークンの種類など基礎的な部分の頭の再整理ができフィアットエコノミーからクリプトエコノミーへ移り始めている現実を知る。以降の章では働き方、文化といったあらゆる生活の場面がどう変化する可能性を秘めているかということを理解できる。
また、世界に目を向けたときに日本よりずっと進んでいて、もっと身近なものになっていそうだという事実にも気づくことができた。
投稿元:
レビューを見る
p134 暗号資産の確定申告書作成サービス Koinly
自分のウォレットを一元管理できるサービス Zapper
p193 2022/3 メタマスク イーサリアムウォレット
p196 チャットサービス Disocrd
p213 ネクストディズニー Nored Ape
投稿元:
レビューを見る
大きなインターネットの海の中で、用意されている情報を閲覧することができるようになったWeb 1.0。そして、個人が情報発信する形でブログやホスティングする企業なども出てきたこと、e-commerce も出現。メディアと広告業界を一気に淘汰した。ウィキペディアという集合知を目指したもの、SNSなど参加する人が多くなればなるほど力を増すプラットフォーマーという言葉が出てきたWeb 2.0。そして、DAO Decentralized Autonomous Organizationが現れている。分散型自立組織として理解されている、上位下達ではなく、メンバー全員参加の元、直接民主主義的なプロセスを通るもの。また、メタバース、NFTなどのバーチャルリアリティと価値創造に、Web 3の凄さがある。
NFTの流れも、伊藤穰一さんからすると非常に肯定的。トークンを買うという行為をアーティスト側から見ると、画廊に中抜きされないためアーティストが儲かる仕組みになっていると。さらに、ファンクラブという、みんなが寄り添いながらやっているコミュニティーとジャニーズ事務所の例が非常に面白い。D To F ファンに直接届けられるのが、NFTの仕組み、ブロックチェーンの活用例としていて、確かにこうしたNFTのような形でみんなで分け合う、みんなで支える構図を証券化以外の方法でやってのけたのかもしれない。
教育へも一言。父親になったからなのか、天涯孤独ではない今の伊藤氏だからこそ、考えた教育の姿。言われたことをきっちりこなす日本の教育には限界が当然あり、情熱を持って知りたいことを探求し、新たな何かを生み出す力こそが確実に求められる。それを日本の学校教育が育む力があるかというと、難しいというのが著者の感覚。もちろん現場の方々は日々努力しているだろうけれど、アメリカの特にNYのもつ教育体系、エリート養成に何の躊躇もない補助制度、才能があればそれがどんな国の出身だろうと関係ない。多様性の科学そのものを地でいくような考え方だ。
クリプトに関しても非常に肯定的。確実に、マネロンの温床になっているだろうけれど、こうしたお金が逃げ惑う姿を見ても、なお、確実に本流になると確信しているようだ。
日本企業はデジタル化をするのではなく、テクノロジーをまさにデジタルを使うことでグローバルに戦える状態にすることなんだろうと思う。まだまだやることはたくさんありそうだ。