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京都三十三間堂通し矢列伝 弓道の心と歴史を紐解く
著者 高柳憲昭
★ 弓道・アーチェリー関係者必読!★ 江戸から現代まで、名手たちの逸話で紡ぐ 「不朽の美」。★ 藩を背負って挑んだ男たち、永遠のライバル関係、史実に名を遺す英雄・・・。◆...
京都三十三間堂通し矢列伝 弓道の心と歴史を紐解く
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京都三十三間堂通し矢列伝 弓道の心と歴史を紐解く
商品説明
★ 弓道・アーチェリー関係者必読!
★ 江戸から現代まで、
名手たちの逸話で紡ぐ 「不朽の美」。
★ 藩を背負って挑んだ男たち、
永遠のライバル関係、
史実に名を遺す英雄・・・。
◆◇◆ プロローグ ◆◇◆
「通し矢」は、京都三十三間堂(蓮華王院)で行われた
江戸時代の伝統的行事であった。
三十三間堂の西外側の広縁で、
三十三間(約120メートル)の軒下を、
南端に坐って北端まで、強弓で競射し、
一昼夜にどれほど射通せるかの競技であった。
その当時、武士はその藩の名誉にかけて、
腕を競ったものである。
この通し矢は、
もともと中世まで行われた正月の宮中行事に、
その源があるといわれてる。
とくに文禄年間、関白豊臣秀吉が、
通し矢を試みたが、
残念ながら満足な結果はえられなかった。
しかしその頃より、
競射が盛んになり、やがて江戸時代に入り、
天下の武芸者が、
その名誉をかけて競争したことは、本書に詳しい。
三十三間堂内の外陣に、多数の掲額があるが、
それは江戸時代盛んであった通し矢の優勝記録として、
掲げられたものである。
この通し矢の伝統を受け継ぐ競技が、
現在全国大会として行われている。
毎年一月の中旬の日曜日に、
京都弓道連盟と三十三間堂本坊妙法院門跡とが、
共催する競射会である。
その年に成人を迎えた青年男女に、
加えて主に全国から参加した有段者と大学生が、
競射する大会である。
高〓憲昭(たかやなぎのりあき)先生の新刊
『京都三十三間堂投資や列伝』は、
歴史ある伝統行事の通し矢の歴史と
その栄誉を担った武芸者たちの顕彰碑である。
しかも、現在競射に用いている
弓と矢の日々進歩を遂げている制作にも光を当て、
その苦労譚を記している。
高〓先生は、日本アーチェリー協会の重鎮で、
日本学生アーチェリー連盟を創立されたり、
全日本アーチェリー連盟の設立に尽力されるなどされている。
スポーツの指導育成の功により、
平成10年には藍綬褒章、又、
平成26年には旭日双光章を受章された。
先生のこの高著によって、
日本弓道界に対する関心が昂まり、
全日本弓道連盟や日本アーチェリー協会が
ますます発展されんことを期待してやまない。
三十三間堂本坊 妙法院門跡
門主 菅原 信海
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