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参考程度
2022/09/30 07:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいるときは、たしかに!と納得していたのですが、いざ実行に移そうとするとなかなか難しい…。なにごとも、実践するにはしっかりと理解を深めて頭で考えなくてもサッと動けるようにしておかないと難しいですね。よく消化して理解を深めたいと思います。
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マッピング思考という題名と内容が合っていないと思われた。悪いということではなく。
内容はバイアスを認めそれを排除した判断、思考をが大切というもの。
正しく間違えよう!=自分を責めない、他人のせいにしない
自己都合で物事を見ないように。=
判断力を低下させているのは知識ではなく態度。
自分の行動や考えが正しくあって欲しいのでそれを裏付ける情報を求め否定する情報を排除したがる。
間違っていると思われたり傷つきたくないので言い訳をする、正当化する。(=酸っぱい葡萄、甘いレモン)
認知バイアス排除する方法
・確証バイアス=自分の弱さを認めておく
・自分の意見は軽くしておく
・成功するから賭けるのではなく価値があるから賭ける
プロセスで起こる小さな事象に固執せず最終的な全体の目的、価値のために考え動く。(=そうか、そう意味ではマッピング思考か)
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人間はどうしても、動機ある推論をして自分の考えにあった意見を探し、あっていない意見は否定する行動をとる生き物である。これを理解した上で、マッピング思考を行うことで、判断の精度確度を上げていくことが大事であると。自己都合で世界を見てはいけない。これを頭にしっかり叩き込んだうえて、今後の人生を送って思考をアッブデートし続けていきたい。
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分厚い!
が、一日一章であれば全然読みやすかった。
自分の思考がいかにバイアスがかかっているか自覚し、それを払拭する方法を解説した本。
当書ではこれを「動機のある推論」と説明していた。
「動機のある推論」は居心地の良さもあれば一時的にやる気も出せる。
常にポジティブでいよう!!みたいなことが昨今よく聞かれるがそれも一つ。
だが、その思考をもつと、自分の考えに盲目的になり、本来気をつけねばならないリスクを軽視してしまうことに繋がってしまう。
物事を俯瞰して、地図を眺めるように客観視する様に見るには?
この本ではいろんな内容が紹介されていたが、特段印象に残ったのは、思考実験の話。
・ダブルスタンダードテスト
・部外者テスト
・同調テスト
・選択的懐疑主義テスト
・現状維持バイアステスト
この五つを覚えておくだけでもかなり自分の考えに偏りがあるかに気づけるようになると思う。
他にも色々あるが、長すぎてほぼ忘れたので割愛。
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最近の書籍に多い、思考法やバイアスを回避するための考え方を学ぶための書籍に感じました。
ただ、マッピング思考というタイトルの通り、日常的な自分の思考・モノの見方を俯瞰的に見て全体マップを捉えるための考え方や、そうならない要因などを知ることができ、現代人に不足しているメタ認知能力を意識的に高めるためのきっかけを得られたような気がします。
・多くの人は、動機ある推論によって、自分に都合のいい/自分を正当化/自分の意見を通すために相手の意見を変えようとする/自分のアイデンティティを絶対的なものというふうに捉える傾向がある。(兵士の守りの思考)
・物事に対して、俯瞰的に捉え、全体マップを捉えたうえで、真実を把握する/相手の意見の真相を捉え、建設的な議論をする。
・兵士の守りの思考(=主観的/攻撃的/自尊的)な思考から脱却するためには、自分自身の考えが本当に正しいのか?を見つめ直し、間違っていたら素直に認めることが必要。物事をまっさらな観点で見ることが重要。
・様々な手法で物事を進めることができる現代だからこそ、マッピング思考で全体をイメージし、解決の最善策を検討する必要がある。(プロジェクトを進めるための全体像の把握)
・自分と対極的な意見を持つ人の立場になり、意見を出すことで、相互理解につなげていくことができる。
・「自分は客観的である」と思っているときこそ、マッピング思考で立ち止まることが必要。そのように思ってしまっているときこそ、バイアスが生じている。
・日々バイアスがかかっていないかを振り返ってみる。自分の意見を批判する人が現れたときは、一旦素直に受け取る。
・常識は疑う。自分の常識はもっと疑う。(ダブルスタンダード/部外者テスト/同調テスト)
・チャレンジする時は、「成功する価値があるか」ではなく、「チャレンジする価値があるか」の尺度で判断してみる。そもそも失敗を受け入れることを前提にしておく。
・何か目標を設定して、行動するにあたっては、軌道修正を行うことも必要。常に環境は動いているため、成功率を上げるために、容易な変更も受け入れてあげる。
・予測が外れても、落胆する必要はない。むしろ、新たな可能性があったことや気づきを得られたこと、自己認知バイアスが生じていたことを知ることができたことを喜ぶ。
・バイアスを解消できない場合は、対局にいる人物を変えることが有効。
・アイデンティティは軽めに持っておき、こだわらない。
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アイデンティティを逆手にとって、自分の強い義務でなく奮い立たせる言葉で行動に移す。
マッピングがこれに当てはまるかわかりませんが、この書で学んだ1番の収穫です。
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自分の考えがいかに「兵士の脳」(動機のある推論)に侵されているのかがよく分かった。
よく”抽象化して考える”、というものがあるが、いくら抽象化してもその大元である自分の思考が偏っていればさほど意味がない。そういう意味ではこの「マッピング思考」がとても重要だというのはよくわかった。
しかし、もはやアイデンティティレベルで沁みついている観念もあるので、少しずつ解きほぐしていくしかないのであろうが、それに気づかされただけでも一読の価値があった。
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システム思考的な話かな、と思って読みましたが、どちらかと言うと認知バイアスの話が主で「知ってるつもり 無知の科学」に近い。あれの内容を軽くして、読みやすくした感じかな。
サクッとテンポ良く読めて実践的なので、悪い本ではないですが、「無知の科学」を読んでいれば読まなくて良いかも。
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開始:2022/10/9
終了:2022/10/27
感想
自分がバイアスを持っていることに気がつく一歩。具体策は自分で考えるとして、そもそも自分の考えが偏っていることに思いを馳せる。
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「マッピング思考」=俯瞰的にとらえようとする考え方
自分の内面に向き合って行動したとき、何が起きているか、成功から何を学べるか?
1.自己都合で世界を見ない
2.物事をクリアに見る具体的手法の実践
3.前向きな心の安定
動機のある推論=自分の考えを脅かす敵をつぶしていく兵士 ⇒「守りの思考」
正確性よる推論=全体を見てから駒を進める偵察者 ⇒「マッピング思考」
何かを変えたいと思ったとき、なぜそれが現状のようなっているのか理解してから
イソップ物語「キツネとブドウ」
悪影響は遅れて生じ、かつ予測できない。
知性が高まるほど、信条の違いが出てくる。
マッピング思考の証 =思考の地図と行動
グレーで捉える
コーピング(ストレスを自力で消す)
行動計画を立てる、得たものに目を向ける、目標を切り替える、現実に感謝
「賭ける価値がある」がモチベーション。成功すると思っているからではない。
失敗しても得られるものがあるか? テスラ、スペースX 成功率1割の予測
知識の自信と対人関係の自信
パラダイムシフト
異常な現象に目を背けない。 別の理論の構築、エコーチェンバーから脱出。
耳を傾けやすい人の話を聞く。 知的な共通点を見つける。
主義信条=アイデンティティを軽く保つ。それが世界を変えることは無い。
「マッピング思考」を自分のアイデンティティの一部にする。
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9割読んで最後まで読む価値を感じれず終了。
同じ事を繰り返し言ってるだけでしつこい、言い回しも分かりにくく、洋書の悪いとこが出てしまった感じ。例もピンときにくい。
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信じたいものの証拠を探す。信じたくないものの反対の証拠を探す。
全員が、平均以上の仕事をしていると考えている。
自分に都合のよい物語を作る。
「酸っぱいブドウ」=できないことのいいわけ
「甘いレモン」=辛いことを称賛する傾向
私が間違っていた、と伝えるのは、真実を大事にする人間であることを表明することになる。
人の考えは絶対的なものではない。主張によって異なる。
出来ると思っても、できないと思っても、それは正しい(フォード)
厳しい世界に挑戦するのは、それがワクワクするような夢かどうか、そのほかにはないのか、を自問する=この目標を目指すのは自分にとってリスクに見合う価値があるか。ほかにリスクが少ない価値があるものはないか。
成功率が低いとわかっていても挑戦できるか。
イーロンマスクは、テスラもスペースXはしっぱいするとおもっていた。しかし挑戦する価値があると思っていた。成功するから挑戦するのではなく、その価値があるから挑戦する。
ジェフベゾスは、80歳になった自分が過去の決断をどう振り返るか想像してみた。成功率は3割とみた。急成長するインターネットの波に乗るチャンスを逃せば、絶対に後悔する。投資銀行をやめてamazonを設立した。
Amazonはいつか倒産するだろう。大企業の寿命は30年。100年以上はめったに続かない。自信満々ではなかった。挑戦する価値があるか、のちに後悔しないか、が判断基準。
フランクリンは断定的な言葉を使わなかった。使うと否定されやすい。「私はこう思うんですが、」「もし誤解でなければ」「今の私にはこんなふうに見えるんですが、」との前置きをおくと、受け入れてもらいやすい。
ジェリーテイラー=気候変動に対する懐疑論者だったが、事実を確かめて、気候変動に対する活動家になった。
予測が外れた時、がっかりするのではなく、外れた原因を分析する。それが思考スキルを磨く機会になる。
確証バイアス、近接性バイアス、がその原因かもしれない。
ダーウィンは孔雀の羽根の模様の意味に苦しんだが、繁殖のための性的選択であることに気づいて、自分の理論を強化できた。
朝、眠くてもベッドから抜け出すための言葉。
自分との約束を破るべきではない。というよりも、
私は、自分との約束を守るタイプの人間だ=自分の価値観の証明、のほうが効果がある。
同様に、私は相手の考えかたを否定することで知性を見せびらかそうとするような卑劣な人間ではない、と考えれば、自らの間違いも認めやすくなる。
卑怯なことをしたくなない、という強いプライドをもつ。
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「マッピング思考」は、松下幸之助の「素直な心」に近く、囚われない心と理解。
思考法の本を期待していたのだが、主観に囚われすぎないための心構えの本という感じ。悪くはないけど、期待していたものとは違った。
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マッピング思考とは、自分に都合の良い結論を導く姿勢(動機のある推論)に固執することなく、「これは本当か?」というレンズを通して結論を導く姿勢(正確性を追求する推論)をベースにする考え方の事である。マッピング思考に基づくと、安易な決断や判断をすることも防ぐことができる。1929年にチェスタトンという作家がエッセイの中で提唱した考えに「チェスタトンのフェンス」というものがある。一見邪魔にしか見えないフェンスも実は意味があり、安易に取り除くと大変な事になる、という考えである。これは職場でもよく見かける現象で、特に新人や中途入社がやりがちな挙動だと感じた。一見無駄に見える制度や慣習も、実は意味があったりするので、よく考えた上で取り除くようにすべきである。最近だとテック業界で「古き悪習をITの力で解決」のような文脈が散見されるが大抵上手く行ってなかったりする。
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「事実は存在しない。存在するのは解釈だけだ」とはニーチェの言葉であるが、人は物事を都合の良いように解釈する。この「動機ある推論」を「正確性による推論」すなわちメタ論理に修正するトレーニングが本書だ。事例を以って思考の癖を発見・認識し、メタ論理をするための思考法や鳥瞰的視点を提示する。本書のテーマは面白く自身の認知バイアスやステレオタイプに気付くことができる一方で、記述が冗長的で対策も列挙的なのでもう少しシンプルかつ体系的な内容であると良かった。