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電子書籍
【期間限定価格】カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―(新潮文庫)
著者 中島義道
ぼくはすごく不幸な少年・青年時代を送ってきた。親や先生の「いい子」だったぼくは「自殺してはならない」と自分に言い聞かせ、強く生きようと決意し、長い間、修行してきた。そして...
【期間限定価格】カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―(新潮文庫)
カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―(新潮文庫)
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カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)
商品説明
ぼくはすごく不幸な少年・青年時代を送ってきた。親や先生の「いい子」だったぼくは「自殺してはならない」と自分に言い聞かせ、強く生きようと決意し、長い間、修行してきた。そして、30年間「なぜ生きるのか?」と悩んで見出したのは、「そのことを知るために生きるのだ」という回答だった。自らの苦い経験を振りかえりながら、いま不器用に生きるすべての読者に捧ぐ、「生き方」の訓練。
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紙の本
自分の事がわからないのなら
2008/02/09 22:35
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:胸騒ぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしも自分はどこの対人関係、組織において
これといって価値の無い人間なのではないかと感じているとすれば
早急にこの本を一読するのをおすすめします。
やや傲慢的にも横暴にも見えるかもしれない数々の人生のススメを
若かりし頃への著者と思われる若者への手紙乃至メッセージという文体で、
分かりやすく表現されています。
具体的に何がどうとかは言えませんが、
社会的には全く肯定的に受け取られない人生の訓練が書かれています。
社会的に肯定される行動以外に価値を見出せない価値観を
今現在持ち合わせている方には一読をお勧めします。
できるけれどしないという事と
最初からできないという事との間にはとてつもなく大きい溝があるのです。
それをこの書籍は行動面から教えてくれていると思います。
例え他人に嫌われようとも、社会的に多大な評価を受けたくて
受けたくてしょうがないけど、自らの力量がどれくらいか
苦しいほど感じてしまった方は、自分を殺し続けて迎合する事よりも
自分が自分でいる事の方に、もしかしたら生きる理由をみつけられる
契機になるかもしれない一冊だと思います。
かもしれないという表現を使ったのは、極論に次ぐ極論ゆえ、
共感すら感じる事ができない方もいるという想定での事ですが、
もしも自分の感受性や性分に悩んでいる人は絶対読んだ方がいいです。
最初から理解も共感も出来なくとも構いませんし、
自分の事を言っているのだと心底感じたのだとしたら、
そしてこの本の事を忘れられるようになったら、
きっと読む以前より、少しは生きやすくなっているんじゃないでしょうか。
少なくとも自分はそう、感じています。
紙の本
救われた
2017/10/27 23:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まきの - この投稿者のレビュー一覧を見る
中島さんの本の中で一番好きです。
初めてこの人の作品を読む人でも、とても読みやすいと思います。
社会の常識が自分の常識ではない。
この本は、社会の中で周りに押しつぶされそうになりながらも必死に生きる、少数の繊細な人たちへ向けたものです。
もちろん、この本を鵜呑みにすべきではないのかもしれませんが、こういう考え方もあるんだと知ったら、少しは救われる部分もあると思います。