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ユウキ
“転勤都市”札幌の郊外に住むサッカー少年、ケイタ。小学校入学以来、彼の前には「ユウキ」という名の転校生が三度現れ、たくさんの思い出と痛みとを残してまた去っていった。六年生...
ユウキ
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ユウキ (福音館創作童話シリーズ)
商品説明
“転勤都市”札幌の郊外に住むサッカー少年、ケイタ。小学校入学以来、彼の前には「ユウキ」という名の転校生が三度現れ、たくさんの思い出と痛みとを残してまた去っていった。六年生の新学期にやってきた四人目のユウキは、長い髪の女の子。彼女は不思議少女とあだ名され、いろいろな“奇跡”を起こして話題をさらうが、それがやがて彼女を孤立させることになっていく……。多感な子どもたちの心模様を生き生きと描ききった力作。
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紙の本
こどものきもち
2003/07/23 11:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヨムヨム - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後感がとってもさわやかな本である。転校生という言葉の響きは大人になった今でも輝いて胸にキュンとくる。私は転校を一度経験しているが、小学一年だったため具体的な記憶が薄れているのが残念だ。髪の長い転校生の少女とサッカー少年の淡い恋、思春期の入り口にいる彼らは独立した人格を持ち自分の考えで生きていきたいと思い始めているが、まだ大人の庇護のもとでしか生活できない。そんな彼らにとって、親の転勤というのは生活の根底を揺るがす大事件なのだ。去っていくほうも、去られたほうも傷が残る。でも子ども達を傷つけることを、必要以上にひるんではいけないように思う。この本の登場人物の誰もが、その傷を乗り越え一回り大人になっているのがわかるのだから。
紙の本
小学6年生になったケイタがこれまで仲良くなった転校生の名はいつもユウキだった。
2003/08/14 12:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校6年生の男の子ケイタが主人公。読む前は、ユウキという子が主人公の話なのかなと思っていたのだけれど…。内容は、この年齢の、それも男の子にしてはちょっと感傷的かなと思う。でも、この時期の子どもは案外大人っぽかったりするのだが。転校生の名前が字は違ってもいつもユウキというのは面白い設定だ。そして、今度の転校生もそうかなと思ったら、男女2人の転校生のうち長い髪の女の子がユウキと言う名前だった。女の子というので動揺してしまうケイタ。どうなっていくのかと読んでいて引き込まれてしまう。
このユウキという女の子も面白い子だった。不思議なところがあったのだ。
ストーリーの面白さを考える気持ちと現実の子どもを描こうとする気持ちが作者の中で分離しかけたような気配が少し見える。それが、ケイタを感傷的な感じに見せたり、期待を大きくさせすぎた感じもあって、後半の展開がむずかしかったかなという気も多少感じさせる。が、それでもかなり面白い作品だと思う。
転校してくる側と、転校生を迎える側の気持ちというのも描かれていて、体験のある人はそうそう! と思うし、体験の無い人にもそういうことなのか、とわかってもらえそうだ。
作者のこれまでの作品は平安朝ファンタジーだったが、今回の現代の子どもを描いた作品も、主人公の年齢以上に大人っぽく思えたが、面白かった。
(エーミール/図書館の学校・児童書選書委員会)
紙の本
ユウキという名前
2017/02/13 10:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユウキという名前に思いがある少年。
いつも転校生のユウキという名前の子と仲良くなるなんておもしろいですね。偶然なんだろうけど。
爽やかな話で読みやすい。