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社交界の評判
著者 シルヴィア・アンドルー , 江田さだえ
忘れもしない17歳のあの日、へスターは社交界を去った。スキャンダルになった事件そのものよりも、ダンガラン卿の一方的な非難が何よりも彼女を傷つけた。兄の友人で、優しい彼にひ...
社交界の評判
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社交界の評判 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
商品説明
忘れもしない17歳のあの日、へスターは社交界を去った。スキャンダルになった事件そのものよりも、ダンガラン卿の一方的な非難が何よりも彼女を傷つけた。兄の友人で、優しい彼にひそかに恋していたのに……。最後に彼に言われた侮辱の言葉を思い返すと、今でも腹立ちと恥ずかしさで頬が熱くなる。あれから6年が経ち、へスターは両親に説得されて、再び社交界に足を踏み入れようとしていた。でも、夜会に行けば必ずダンガラン卿に会う。そのとき、わたしは平気でいられるだろうか?
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尊敬し敬愛する数学者が最も顔を合わせたくない彼だった
2013/10/17 03:34
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えび - この投稿者のレビュー一覧を見る
若気の至りで過去に社交界で失敗し、同時に失恋もしたヒロイン。
深く傷ついて田舎に引きこもり無気力な日々を救ってくれたのが、弟が進めてくれた数学雑誌。女性が学問を習わない時代でありながら彼女は数学の特異な才能があり、雑誌の投稿を通して筆名で主人公はある素晴らしいライバル数学者と知り合う。
6年後家族の説得で嫌々ながらロンドンの社交界に出る事になった彼女が知った衝撃の事実は、自分を救ってくれた敬愛する数学者が最も憎んでいる失恋相手だという事。
しかも、彼は重要な外交情報戦を制するために協力者として「数学者である自分」を探している。
という、ハーレクインではとても珍しい設定のお話。
主人公が頭でっかちで理想に一途な少女であったがために若い時に失敗し、しかしとても優れた観察眼や数学の才能を持っていたために立ち直っていく、成長ぶりも良かったし、だからこそ成長した彼女がヒーローの、女に対する偏見を改めさせる事が出来る流れも納得がいきました。
主人公達の知力による冒険活劇が楽しかったです。
ちなみに、主人公は「麗しき縁組」のヒーローの妹です。