中原中也詩集(新潮文庫)
愛する者よ、無垢なる日々よ――。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切...
中原中也詩集(新潮文庫)
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商品説明
愛する者よ、無垢なる日々よ――。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。(解説・吉田煕生)
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幻影の言語化
2024/07/12 14:51
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投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
情景の脈絡のなさが肝なのだろうか。ふとした詩の切れ目で場面がテレポートする感覚は、夢見が悪いときのザッピングに似ている気がする。あえてテーマの核心に触れず、その近傍を周回飛行することで、逆説的にテーマを浮き彫りにする試みか? だとすれば、描かれているのは喪失感、時間の不可逆性への憤りだろうか。
高名な詩の鑑賞は未だにできないが、できないなりに考えるのも悪くない。