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電子書籍
サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊
著者 アンディ・グリーンバーグ(著者) , 倉科顕司(翻訳者) , 山田文(翻訳者)
たった数行のコードが、世界の産業に壊滅的な打撃を与える--。07年、ロシアのハッカーはエストニアを攻撃、ほぼすべてのウェブサイトを不通にさせた。14年、クリミア半島を併合...
サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊
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サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊 (角川新書)
商品説明
たった数行のコードが、世界の産業に壊滅的な打撃を与える--。07年、ロシアのハッカーはエストニアを攻撃、ほぼすべてのウェブサイトを不通にさせた。14年、クリミア半島を併合したロシアは、15年にはウクライナの政府、メディア、交通機関へサイバー戦をしかけた。重要インフラに焦点を当てた攻撃は、ウクライナをサイバー戦争の実験場とするものだという一部研究者の警鐘は無視され、ハッカー集団は攻撃性を増した。その名は、サンドワーム。15年、ウクライナ西部の送電網がハッキングされダウン、広域停電が起こった。同じ集団が、アメリカの電力会社にもマルウェアを仕掛けていた。そして2017年、病院、製薬会社、空港、海運、郵便局、原子力発電所--世界中のネットワークが、マルウェアに感染し、莫大な損害を被った。なかでも、ウクライナの受けた被害は甚大だった。これがサイバー戦争なのだ。
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サイバー攻撃は規制されていない戦争・兵器
2023/09/30 09:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
国家間のサイバー攻撃の実態についてのルポ。ロシア中心だけど、アメリカもやっている。一部の被害のことなんかは、ニュースとかで断片的に読んだり知ったりはしてても、俯瞰的にちゃんと理解できたのははじめてかも。
昔は戦争はあたりまえだったのが、2度の世界大戦などを経て、その教訓や被害の大きさとかも顧みて規制させるようになったり、あたりまえの感覚として、基本的にはよくないこと・避けるべきことと捉えられるようになってきたという気がする。でも、サイバー上で行われることについては、そういった感覚がなく、一方で、昔の戦争・兵器のように、その威力やもたらされる被害が大きくなっている。サイバーウィルスの感染も、制御する術なく敵味方関係なく広がる可能性も強い様です。実際の被害や被害当事者が大きく広がらないと、まともな議論の対象にならないのでしょうか。リアルでの戦争や兵器ですら、まだまともに制御できていないことを考えると、楽観できることは何もないという気分になります。