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哲学入門
西欧古典文化の研究者としてわが国の第一人者である著者が、平明な文章で哲学とはなにか、科学史をどのように理解するかを問う。著者の学生時代をふりかえり周辺の教師像を描く随筆と...
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哲学入門 (講談社学術文庫)
商品説明
西欧古典文化の研究者としてわが国の第一人者である著者が、平明な文章で哲学とはなにか、科学史をどのように理解するかを問う。著者の学生時代をふりかえり周辺の教師像を描く随筆とあわせて、読者を深い思索の道へとさそってくれる。哲学そのものを問いながら、いっぽうでは哲学を難解な言葉から解放して、やさしい言葉で一般の読者に話しかけることは至難のわざであるが、本書には、こうした著者の努力がみごとに結晶している。
目次
- 1 モームの哲学勉強
- 2 関東大震災のころ
- 3 京都での学生生活
- 4 哲学とその根本問題
- 5 科学史の視点
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紙の本
哲学史とかを元にした哲学入門ではなく問題からの哲学入門の本
2002/07/31 22:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:影山 師史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では初めの90ページは田中美知太郎氏の学生時代の話を中心に哲学と田中美知太郎氏の関係を述べ、哲学とその根本問題ではプラトンを中心に置きながら西洋哲学の歴史的展開を簡単に述べている。そして、最後には科学史の視点でギリシャの科学を中心において簡単に科学史的なことが述べられている。
私はこの中で、初めの田中美知太郎氏の学生時代の話とかが非常に面白かった。その中には、日本の哲学の初期の独特な雰囲気と西田幾多郎などの現在の大家がタイムリーに話題として現れる。自分は全然若いのでその様な雰囲気を直接味わったことはないので、その独特な雰囲気に惹かれるのである。