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建築家は住まいの何を設計しているのか
著者 藤山和久
理想を叶えながら、素人には思いもよらないアイデアを提供することで、暮らしのアベレージをグッとあげる建築家たちを取材した。彼らがつくる快適な住まいとは。
建築家は住まいの何を設計しているのか
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建築家は住まいの何を設計しているのか
目次
- はじめに/彼らの視点/手がかりは納まりの良し悪し〈広さ〉/広さの算定式/居心地は関係から生まれる/小よく大を制す設計術/天井が低くてなぜ悪い〈高さ〉/ふかわりょうの気づき/低い天井もまた良し/こもり感の醸成/建築を知るということ/豊かさを広げる技術〈動線〉/家事ラク動線の落とし穴/専門家の知見より先輩の意見/ダブル・ミーニングを仕込む/誰も知らない場所だからこそ〈寝室〉/なにかと気を使う部屋の実態/物置き化をめぐる二〇年史/理想の収納、現実の収納/エアコン依存問題/布石を打つ/縄張りは六歳からつくる〈子供部屋〉/スタディコーナーの躍進/それが生き物の本能だから/仲良しでいられる距離/語らうよりも食べること〈リビング・ダイニング〉/震災後、さらに広くなったリビング/のんびりと一家団欒をめぐる誤解/語らえない人たちが集まる場所をつくる/スペシャルがなければ〈キッチン〉/システムキッチンの「できません」/造作キッチンを選ぶ人たち/私だけのこだわり/不便を便利に変えただけでは/まるで建築家みたいな……〈住宅設計〉/掃き出し窓と階段に漂う「いかにも」/「住むための機械」が伝えたかったこと/建築家っぽい人、建築家っぽくない人/設計はもっと「いい加減」でいい/これも、住まいのかたち/いまどきの来客応対〈玄関〉/大きな収納、小さな住まい/あいまいの消滅/住む以上の価値を生み出す/ガラスの壁の意味するところ〈窓〉/不可解な掃き出し窓/「私の家には大きな窓がついている」/なんっにも考えてない建築家/シーンとして、機能として/見えないものをデザインするには〈冷暖房〉/エアコン一強時代の小さなプロジェクト/究極の心地良さ「気流感」/住宅業界の野口英世問題/名前はまだない〈半屋外〉/遠い心配、近いリスク/自転車の哀しい末路/うちにもこういうのがほしかったんです/居心地の良い小部屋/いい考えが浮かぶ名前/平らの誘惑〈家具〉/リビングのテーブルは何のために/何を見て過ごしたいのか/見えないワークスペース/日本の夜を落ちつかせたい〈照明〉/ニッポンの多灯分散式/東アジア人の宿命として/アトリエ建築家の深謀遠慮/終の住処は新築で〈老後〉/リフォームでもなくマンションでもなく/ある独身女性の決断/一生に二度家を建てる方法/愛しのわが家は一代限り〈改修〉/古い家を改修して住み続ける人たち/乾式工法という一大革命/木材の再利用を阻むもの/限りなく低いサスティナビリティ/あとがき
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紙の本
イラストがいい感じ
2023/01/26 08:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
家を建てるときに、建築家が考えていることやこだわっていることを、リビングや玄関などのテーマごとに、それぞれあるひとりの建築家の考え方などを交えてつづっている。こういう本だと、まどり図や写真なんかをつかってその実例なんかが載っていることが多いけど、シンプルなちょっとマンガチックなイラストがちょっとだけ載せられていていい感じでした。