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アンデルセンとアンデルセンに恋をした少女のお話自分はみにくいアヒルの子が出てきたところで違和感を覚えてアンデルセンについて調べて謎が解けた。比較的読みやすかった。
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童話の世界でアンハッピーエンドになった物語を、ハッピーエンドに変える「物語管理官」。
そこの統括である物語管理局に住む「王子」は、赤い靴の主人公である少女・カーレンと共に物語管理官として童話の世界へキャラクターを救うべく飛び込む…
童話の世界に入って、不幸な結末を迎えたキャラクターを救うって観点が面白かったです。
王子とカーレンがそれぞれ、自分は本当は誰なのかと、物語の結末を変えると言う事を同時進行でやるのも、ワクワクしながら読み進めました。
王子とカーレンの正体と、物語管理局の本当の姿には驚きましたが、ハッピーエンドで読了後は優しい気持ちになれました。
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〜童話を愛したすべての大人へ〜
アクリル?プラスチック?製の特殊なクリアカバーと綺麗な女性が空から降るような書影が気になり、本日衝動買いして、一気読みして、大号泣なぅ。
タイトルと書影から連想してたんとちゃう内容に意表を突かれ、こんな展開で泣かせてくる本作は、もっともっともっ〜〜と宣伝しなきゃダメですってば!!
間違いなく本屋大賞モノですよ!!
本作はネタバレ厳禁ですが、子供の頃に読み聞かせて貰った童話を軸にしたファンタジー小説でありながら、終盤の展開と『ある人』を知ることで、一気に感動と感謝で胸が苦しくなります。
本当に多くの人に読んで欲しいと思った名作です!!
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普段、ほとんどミステリーばかりなので、こう言う話しは久々に読んだが、とても楽しく読め感動もした。
初読みの作家さん、もっと他にも読んでみたいと思った。
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凄く素敵な表紙!
クリアカバーに少女が描かれていてとても綺麗だ
大好きな綾崎隼先生の作品
綾崎先生の新たな一面を見れるような作品であった
こんな作品も描けるのかと、素直に驚いてしまう
ファンタジー感の強い今作はドンピシャに好み
子供の時に読んだら、今以上にワクワクしただろうなって断言出来る
何も覚えていない少女が目覚めた場所は、物語管理局と呼ばれる物語で不幸になった者達がたどり着く場所
そこでは少女の先輩である王子
童話の住人たちであるはだかの王様やマッチ売りの少女、人魚姫、おやゆび姫、みにくいアヒルの子など様々な住人たち
不幸になった者を助ける物語管理官
なんて魅力的な設定なのだろう!
少女と王子は不幸になった住人たちを幸せにするために物語の世界へ!
色々な方法でハッピーエンドにしていくので凄く凄く面白い
物語の矛盾や結末は、綾崎先生らしくてすごく好きだ
彼の、そして彼女の物語と秘密
子供たちの言葉と楽曲が原点の作品、素敵な結末で大満足
楽曲も耳に残り、素敵な音楽
先生のあとがきは、こちらにはありませんがポプラキミノベルに書かれてます!
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Amazonの紹介より
世界の謎を解き、命を与えられた意味を知ったとき、ふわりと心がほどけ、温かな涙があふれる傑作!
読者から募集した物語をカンザキイオリが楽曲化! バーチャルシンガー・花譜が歌う「それを世界と言うんだね」を綾崎隼が描く。
目覚めてみると、そこは知らない場所で、私が誰なのかもわからない状況から始まる展開。
「王子」という謎の人物と出会って聞いてみると、ここは童話に登場する不幸な結末を遂げた人物が集まる所で、「王子」はそれを幸せな結末に導こうとする物語管理局の局員だという。
「王子」と共に童話に出てくる不幸な登場人物を幸せにさせようと奔走するのですが、色んな解釈があって面白かったです。
「マッチ売りの少女」や「裸の王様」といった童話は、聞いたことはあったけれども、詳細までは知らなかったので、改めて内容を読んでみると、こんなに悲しかったんだと思うような所もあって楽しめました。
全三部+αの構成で、それぞれ異なった人物の視点で展開していきます。
てっきり、物語毎に章を区切ると思っていたので、個人的にちょっと違和感があったかなと思いました。
さらに気になるといえば、親指姫と雪の女王の存在です。最初は主人公達に対して、冷たく対応していたのに、いざ真実が語られると、がらりと対応が変わるので、ちょっとした「?」が生じてしまいました。
内容としては、物語をどう上手く変えていくのか?色んな解釈を変化させて、良い方向へと導く過程は、読んでいて面白かったです。ストーリーの裏側では、こんなことが起きていたんだといったちょっとした発見もあって、楽しめました。
主人公は誰なのか?そして、「王子」は誰なのか?
真相が明らかになりますが、そうきたか!と思わず思ってしまいました。今まで訪問した物語と管理局との接点、盲点と思うくらい、納得と驚きがありました。
ただ、作品としては、表面的といいましょうか、ペースが速く、サラッと時間が流れていく感覚があったため、もう少しペースをゆっくりじっくりと流れてもよかったかなと思いました。
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とても素敵な表紙。えっと、材質の選び方が上手い。
プラスチックのようなカバーで、イラストが本の本体の淡い背景にマッチしている。
綾崎隼さんの本は、「死にたがりの君に贈る物語」が好き。
この本は、
アンデルセンの物語がわかる人は面白いと思う。
物語の中で不幸になったものを救う物語管理局。
ファンタジーで、お!と思った。
王子様も出てくる。
素敵。
SF要素もある。
どのようにして、物語の不幸な登場人物を救うのか?
ワクワクする。
意外な展開に驚く。
王子様の正体にびっくり。
読者から募集した物語を
カンザキイオリさんが楽曲化。
「それを世界と言うんだね」
を綾崎隼さんが小説化したもの。
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感想
定められたプロットを破壊する。幼少の頃には空想できた。しかし今ではできない。その限界を軽々と超えていく。世界との接点を再構築する。
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今まで自分が読んでいたのと違うジャンルを読んだ。
不思議で独特な世界観と設定が面白かった。
「裸の王様」の部分は、特に面白いのと同時に読者にも大事なものを教えてくれる内容だったと思った。
ただ、展開や今後の展開はなんとなく予想が付いてしまう部分も否めず、同時に登場人物全員が「綺麗」であった為に、特別驚愕し震えた!と言うことは無かった。ただ、これはミステリーでは無く、加えて単なる個人の感性によるものなので、このジャンルが好きな人は是非読んでみても良いと思う。
文中の言葉も難しいものは特に無かったので、中学生くらいでもスイスイ読めると思う。
楽曲もある面白いジャンルなので、そちらも合わせて聞くとさらに楽しめるかもしれない。
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カンザキイオリの「それを世界と言うんだね」が小説になってる!?しかも綾崎隼!?ということで、読みました。
表紙は音楽の方の絵に寄ってるけど、内容は童話ファンタジー。曲の方の根底にある、"創作頑張っていくんだ”という意識で本と曲が繋がっている印象です。
赤い靴の主人公らしいけど、私は記憶を亡くしています。目覚めた場所は、物語で不幸になった登場人物の運命を、物語を曲げないようにしながら救済する物語管理局。そこにいるのは全て物語の中で不幸になった者。自分の物語には入れません。
私は王子と呼ばれる素敵な人と一緒に物語に入って仕事をこなしていきます。マッチ売りの少女、裸の王様、人魚姫。そして、私と王子の秘密が解き明かされて行きます。最後の謎解きが面白かったです。なるほどなー、うっすら名前は思い浮かべていたものの、そう来たか。なんか、途中でわからなくて、ヤラレタ結末でした。
小学生でも大丈夫な内容で表紙きれいだから手に取ってくれそうだけど、結構読解力と、面白くなるまで読み続ける根気必要だから、中学からが無難かなぁ、でも、小学校で反応みてみたいような、という感じの本。
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不思議な世界観ながらも簡潔でわかりやすく、様々な思考を凝らして大きな謎に迫っていく展開は先が読めず面白かった。
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物語で不幸だった登場人物が集められた国にやってきた赤い靴のカーレンが他の物語の不幸な人物を助ける話。赤い靴、人魚姫、裸の王様とかつて読んだ物語が出てきて懐かしさが込み上げる。違和感から大体は察してたけどそこが気にならんくらい話の先が読みたかった。
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記憶のない少女
物語管理局の近くで目を覚ます
自分の名を知らない少年
物語管理官
海外の昔話がたくさん出てくる
三部
+断章
+エピローグ
の五話構成
第三部でがらりと変わって
伝記的側面が出てくる
ちょっとここで冷めてしまったんだけど...
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嘘は嘘でも、幸せにするためにつく嘘もある。
童話好きの人たちに送る一冊の本。アルデンセン童話が元ネタになっているこの本は、童話という悲しい場面のある話をフル活用して、読者を感動へ導いています。
花譜さんの「それを世界と言うんだね」(歌の方)も、聴きながら読んでみてください!
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「私の物語」
悲劇に巻き込まれた者たち。
受け取ってほしい感情があるからこそ喜劇ばかりではないのだろうが、決められた道が最悪な最後だと二度と作中に戻りたくないだろう。
「僕の物語」
暴走した思いが変えた世界。
助けるために手立てがないとしても、冒頭から手を貸してしまったら今まで歩んだものとは全く違う新しいものが始まってしまうだろう。
「誰がための物語」
二人は過去に出会っていた。
本当の名を告げる事ができなかったのはイレギュラーな存在であったからなのか、それとも教えてしまうと改変できなかったからなのか。
「断章」
悲しい終わりから変えたい。
自分たちの生みの親の生涯を知ることができた時、どんな形であれ笑顔で幸せに暮らしていたら今回のようなことにはならなかっただろ。