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社会言語学の枠組み
社会言語学という学問の全体が論理的にわかるよう、変異を扱う方向と談話を扱う方向を組みあわせる体系的な枠組みを採用した新しい入門書。各章に【推薦図書】と【調査の課題】があり...
社会言語学の枠組み
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社会言語学の枠組み
商品説明
社会言語学という学問の全体が論理的にわかるよう、変異を扱う方向と談話を扱う方向を組みあわせる体系的な枠組みを採用した新しい入門書。各章に【推薦図書】と【調査の課題】があり、大学生向けテキストに最適。もちろん独習にも。
■「まえがき」より
この本は社会言語学についての入門書として企画された。大部分の読者にとって、社会言語学という学問に触れるのは初めてと考え、前提の知識なしに、読めることを目指した。
従来の社会言語学の概説書の多くは、取り上げる対象や分野に偏りがあった。そこで、本書では、社会言語学という学問の全体が論理的に分かるような体系的な枠組みを採用した。この枠組みでは、変異を扱う方向と談話を扱う方向を組み合わせ、かつ地表上に広がる面積の大きさによって配列したので、個々の現象を一定の研究分野に位置づけることができる。本書全体として大から小へ向かうという流れ、ストーリー性がある。世界全体を見渡す大きな視点から話が始まり、一言語の中の方言差や性差、集団差、敬語、文字のように、個人の使い分けの話になり、個人のことばの並べ方に移っていく。従来の社会言語学概説書と違うところは、言語相対論を冒頭におき、文字についての独立の章を設けたこと、談話についてしかるべき位置を与えたことである。
目次
- 第1章 社会言語学の枠組み:動向と展望 井上史雄
- 0 社会言語学とは
- 1 第1分野 社会と言語の関係(第2章)
- 2 第2分野 言語の変異(第3章~第8章)
- 3 第3分野 談話の規則(第9章)
- 4 第4分野 談話と変異(第10章)
- 5 社会言語学の研究動向
- 6 まとめ 社会言語学の位置
- 第2章 言語と社会の規定関係 堀江 薫
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