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回転寿司からサカナが消える日
著者 小平桃郎
昨年、回転寿司チェーンの各社一斉値上げは大きなニュースになった。円安や原油高、ウクライナ戦争による物価上昇が毎日のようにニュースになるなか、私たちの食生活に欠かせない海産...
回転寿司からサカナが消える日
05/16まで通常1,100円
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回転寿司からサカナが消える日 (扶桑社新書)
商品説明
昨年、回転寿司チェーンの各社一斉値上げは大きなニュースになった。円安や原油高、ウクライナ戦争による物価上昇が毎日のようにニュースになるなか、私たちの食生活に欠かせない海産物の値上げも例外ではない。長年、豊富な種類の魚介類を安価に消費してきた我が国だが、今後はそうもいかない。
では今、水産物の物流現場では何が起きているのか。エビやカニ、サーモン、イカ、貝類、タコ、マグロなどなど、近海で獲れる魚以外のほとんどは輸入に頼っているのが現状だが、その物流をめぐる状況はとくにコロナ禍を境にガラっと変わっている。
また世界各地で日本が「買い負け」した結果、以前は安価に食べられていたものでも、庶民の手が届きにくくなっている魚介類も少なくない。
本書はは、新進気鋭の若手水産アナリスト・小平氏が日本で食される海産物の輸入や加工、流通や物流を解説。海外の最新状況や日本側の事情などを紹介し、我が国の食文化の一旦を担うサカナの未来を占っていく。
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日本の魚食文化に敬意
2024/03/10 20:55
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投稿者:マッスー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「魚、高くなったなぁ」漠然と思っていたことが「こんな訳だから今の現状なんだ」と理解できる一冊。円安、原材料高だけでは済まさない数多くの要因がある。外国人がサカナの旨さを知ったこと、水産加工における人材確保の難しさなど、私達が日頃知ることのない一面が分かる。今までの状況が当たり前に続くとは限らない意識をもつこと、魚をもっと食べようと思う気持ちをもつことができるとよい。何気なく食べている魚について考えさせられる。