電子書籍
今日も世界は迷走中 - 国際問題のまともな読み方 -
著者 内藤陽介
ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは! 内藤節炸裂。<世界は>■ディープステートはいます。信じる人の心の中に。■ウクライナ戦争で「国際社会のはみ...
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今日も世界は迷走中 国際問題のまともな読み方
商品説明
ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは! 内藤節炸裂。
<世界は>
■ディープステートはいます。信じる人の心の中に。
■ウクライナ戦争で「国際社会のはみ出し者」同士がくっついた
■過激派のスターたちが集結、まさに「反米テロリスト・サミット」がスーダンで実現!
■陰謀論を信じてクーデターを起こしたドイツ貴族!?
■北欧から学ぶべきは「福祉」よりも「軍事」と「外交」
■韓国の反日叩きは無意味! “歴史戦”を仕掛けよう
■北欧2カ国のNATO加盟はトルコの一人勝ち?
■中国のサウジ・イラン仲介は朝貢国家の悪い癖?
■マジメな移民が激怒したスウェーデンの移民政策
■北欧の移民政策を見習え? ダメ。ゼッタイ。
■朝鮮半島を読み解くキーワードは「理」
<そして日本へ>
■増税・規制から日本を救う“落選運動”のススメ
■目覚めろ左翼! レジ袋規制こそ「戦前回帰」だ!
■いつまでも「GHQの洗脳工作」のせいにしてちゃダメ!
■知ってますか? 日本でトンデモ規制が生まれる構造
地上波・ネットを問わず、一般的な報道番組では、速報性という観点から、どうしても、事実の推移を逐一追いかけていかざるを得ない面があり、その歴史的・思想的な背景などもじっくりと掘り下げていく余裕を確保しづらいという面もあるでしょう。
これに対して、彼らの苦手な作業、つまり、国際ニュースとして報じられた出来事の背景についてじっくり読みこみ、その「意味」を理解しようというのが本書のスタンスです。
世界各地で不安定な情勢が続き、その対応をめぐって各国政府が迷走しているように見える中、我々はどうすべきか、という問題を考えるためのヒントを提供することで、微力ながら、ぜひ、皆様のお役に立ちたいと考えております。
本書で取り上げた国々は、例外なく、死に物狂いで国益(と彼らが信じること)を追求しています。
そして、そうした?き出しの欲望がぶつかり合うことで世界が大きく揺れ動いているがゆえに、各国は迷走を余儀なくされているのです。
だからこそ、決して安息の地など存在しない国際社会の混沌と無秩序を嘆くのではなく、むしろそれを前提に自分たちの身の処し方を考えるほうが建設的で精神衛生上も良い。
そして、世界の中で我々が「どうすべきか」という問いに答えるためには現状を正確に認識する必要があります。本書がその一助となれば幸いです。
国際ニュースから国内問題まで、日本を勝たせる方法を学ぶ
【もくじ】
第1章 中国が仲介したサウジ・イランの国交回復から“世界を読む”
第2章 取扱注意! 今日も世界を動かす「陰謀論」
第3章 日本が見習うべき“お手本”北欧の迷走
第4章 みんな知らない韓国“反日”の正体
第5章 日本社会の病理とその処方箋
【著者プロフィール】
内藤陽介(ないとう・ようすけ)
1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。
切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究著作活動を続けている。
文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」コメンテーターのほか、インターネット放送「チャンネルくらら」のレギュラー番組「内藤陽介の世界を読む」など配信中。
また、2022年より、オンライン・サロン「内藤総研」を開設、原則毎日配信のメルマガ、動画配信など、精力的に活動中。
主な著書に、『なぜイスラムはアメリカを憎むのか』(ダイヤモンド社)、『中東の誕生』(竹内書店新社)、『外国切手に描かれた日本』(光文社)、『切手と戦争』(新潮社)、『反米の世界史』(講談社)、『事情のある国の切手ほど面白い』(KADOKAWA)、『マリ近現代史』(彩流社)、『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社)、『みんな大好き陰謀論』(ビジネス社)、『日韓基本条約(シリーズ韓国現代史1953-1965)』(えにし書房)、『世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -』(小社刊)などがある。
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著者が論じる問題点を自身の立場で論じてみるとどうなるか
2023/08/28 20:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全5章、330頁余で構成される本書は、第1章「中国が仲介したサウジ・イランの国交回復から“世界を読む”」、第2章「取扱注意!今日も世界を動かす「陰謀論」」、第3章「日本が見習うべき“お手本”北欧の迷走」、第4章「みんな知らない韓国“反日の正体”」、第5章「日本社会の病理とその処方箋」の内容だ。いずれも、興味深いタイトルが並んでいる。しかし、「はじめに」を読み始めて間もなく、「まさかロシアがウクライナに軍事侵攻するとは・・・」と著者が率直に不明を詫びる箇所に、著者も迷走しているのかと興ざめしてしまった。欧州における中国とハンガリーの関係など、著者の情報分析が進んでいればと悔やまれた。
とはいえ、近年、欧州が移民を積極的に受け入れたことにより、欧州の情勢分析が難しいのも確かだ。国家として存在していても、移民を受け入れたことで旧来の欧州各国の文化や伝統がそのまま継承されているわけではない。本書の128頁にあるように、「なぜ、トルコはスェーデンのNATO加盟に反対なのか」など、複雑な移民事情が国家間の外交関係をややこしくしている。欧州の親日国であるフィンランドの英雄マンネルハイムといえども、かつての日露戦争時にはロシア軍として日本軍と対峙していたのだから、さらに複雑。加えて、移民政策の弊害については、ブレイディ・みかこの著書に「多様性ってやつは喧嘩や衝突が絶えない」「地雷だらけの多様性ワールド」と弊害が述べられている。それだけに、欧州のどこかに民族紛争の火種がいくつも転がっている。
第4章に韓国の反日について解説されているが、九州北岸、中国地方北岸地域からすれば、隣国ではなく古くからの「お隣さん」だけに、現実に韓国と直面する地域からすれば杓子定規の解釈に思えてならない。これは地政学の観点からも解き明かして欲しい。
そして、第5章の「日本社会の病理とその処方箋」については、やはり、具体的な解説が必要なのではと考える。レジ袋の有料化について、その広報において政府の対応に瑕疵があったことは確かだ。条件付きで無料であったりする制度の前に、レジ袋の全てが有料であるかのような告知は混乱を招いた。しかしながら、海浜に接する地域の浜辺や岩場を見てみれば海洋ゴミだらけ。それこそレジ袋、ペットボトル、空き缶、ガラス片で汚染されている。日本社会の病理といっても、首都圏と地方とでは異なるので、一概に「環境問題は過剰」との批判は机上の空論だ。狭いようで広い日本。地域、視点を変えて、外交関係も含め論じなければならない。
本書に掲げられている問題を、自身の立脚点で論じても面白いのではと思えたのだった。