投稿元:
レビューを見る
今度もとても面白かった!短編だけど繋がっていてテーマもあって、一番好き
印刷会社にいたので王子製紙のOKがつくやつはなるほどそうだったのねってなった 紙の名前は全然覚えられなかったな〜
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目!だんだん主人公が最初の作品で間違われた「紙鑑定士」ならぬ「神探偵士」の様に1人で活躍する様になってきて自分的にはもっと羽生井さんたちサブキャラの活躍もみたいと思いました。……けどストーリーも良くできていて面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
紙鑑定士の渡部が事件を解決するシリーズの3作目。今まではプロモデラーの土生井や、フィギュア原型師の團に協力してもらって解決していたが、今回はちゃんと渡部がほぼ一人で活躍していた。私は土生井のキャラが好きなので、それはそれでちょっと寂しい...
本の中に出てくるある作家が、「加筆修正された文庫版を読まずに、未熟な状態の初期の単行本を読んで批判してくる奴がいる」「わざわざ作家に向かって、古書店で買って読みましたって言う奴がいる」って憤る所があった。版の違いなんてあんまり考えたこと無かったが、作家にしたらやはり加筆修正した新しいものを読んで欲しいんだと思った。これから少し意識してみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目。
2作目の感想でも書いたのだけど、主人公の渡部と土生井の掛け合いが面白いシリーズなのに、今回も土生井の出番はほとんどなし。
2作目で登場した造形作家さんもちらっと出て来るだけで、全く違う内容で攻めて来る。
今作では業界紙に掲載された懸賞クイズに纏わる話。
10万円に釣られて、応募する渡部だったが、また事件に巻き込まれていく。
学習塾で行われているカンニングの謎を解いたり、密室の謎を解いたり、忙しいが、段々紙の話からずれて来ている感が否めない。
懸賞クイズも応募していた側なのに、いつの間にか事件解決の為に出題する側になってしまい、話の展開もこれまで以上に無理があった気がする。
紙の知識で謎を解いていく原点に戻って欲しい。
投稿元:
レビューを見る
※
紙鑑定士として事業を営む渡部が、
紙に関する豊富な知識を糸口にして
思いもよらない閃きと発想で密室の謎を
解き明かす。
01 クイズと密室と紙と
02 紙と密室とクイズと
03 紙とクイズと密室と
エピローグ
決してスーパーヒーローじゃない、
紙にだけ特化した主人公の普通っぷりは
肩の力を抜いて読めるところが心地いい。
投稿元:
レビューを見る
これまたシリーズものとは知らず(笑)
図書館の新刊コーナーで手に取りました。
紙のマニアックな知識を随所に散りばめながら、事件を解決するというストーリー
塾のカンニング事件から偽装自殺事件まで、今回のテーマ『密室』に絡めて3つの事件が展開されます。
専門知識も必要なのでトリックを予想して楽しむタイプの本ではないのかな。
でも第一問のクイズはおもしろかったです!
投稿元:
レビューを見る
紙鑑定士・渡部圭が本業の紙屋を営む傍ら探偵にように事件を解決していくシリーズの第3弾。
今回は、学習塾で起きた集団カンニング事件、図書館と古書店に脅迫文とカミソリを送りつけた「カミ人30面相」事件、そして渡部が紙業界誌のクイズに応募したことから関わることになった怪死事件、と軽めながら楽しめる内容。
そして合間に挟まれる紙業界や出版に関する蘊蓄などマニアックで面白い。
登場人物の女性作家がバーでぶつける怒りの言葉は創作する側の本音だろうし、こうして読んだ本の感想を軽く投稿している者にとっては耳が痛い。
そして今回も主人公と元恋人との関係は持ち越し。
次作も楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した本が好き。
歌田さんの①も②も面白かったので、
この③作目も期待して読んだ。
密室に関する章が3つ。
どれも面白かった。
火曜日に内部会議をする会社は多い。なるほど。
学校は、どこの学校も水曜日に職員会議が多いように思う。(経験談)
この作者はとにかく紙に詳しい。すごい。
紙って毎日触っているけれど、言われてみれば確かに色々あると思う。紙についての情報量が多い。
塾のテスト、カンニングの証拠隠滅方法の謎解決。
渡部さんは紙に関係する事件をいくつも解決している。業界で有名に。困ったことが起きると頼られている。
カミソリを紙の中に入れるという犯罪。
紙にも指紋が残る。でもその指紋の主は犯人ではない。
鋭い観察力で犯人を見つけ事件を解決。
3つ目の話がいちばん面白かった。
犯人と接触する場面は迫力があった。
石橋警部と一緒で良かった。(酔っ払っていたけど)
お見合い、ごめんなさいで次作はラブの予感。
次のシリーズも楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
1、2作目は紙に対する蘊蓄は十分すぎるほどあったのだがモデラーたちとの助けで事件を推理する感じだったのが、今回はようやく紙鑑定士としての本領発揮。といっても相変わらずラッキーなひらめき有りなのだが。特に大掛かりな事件ではなかったもののこれはこれで面白かったです。でもやっぱり伝説のモデラー土生井やフィギュア作家の團との共闘も見てみたい気がします。あと元カノ真理子との恋の行方も。真理子さんからむと怒涛のランボルギーニの疾走もあるしね。それと気になったのは昔のキャラクターグッズで水につけると消える手帳ってなに?
投稿元:
レビューを見る
紙鑑定士の渡部が、巻き込まれ、あるいは自ら首を突っ込んで、事件の真相を明らかにする物語。
紙業界に新風を吹き込もうという気概に溢れた業界紙に掲載された謎解きクイズを考えながら、知り合いのちょっとした謎に答えを与えたり、物騒な脅迫事件の真実を明らかにしたりする。そんな中で、肝心のクイズに答えも閃いたりするのである。
さらには、そのクイズ自体が、ある企みのもとに企画されたものであることがわかり、何が本業がいよいよわからなくなってくる。もぅ、すっかり名探偵と言ってもいいのではないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
紙鑑定士さん、紙に対する知識はもちろん行動力も凄いですよね。
そして別の分野に特化した知識を持つ人達が身近にいる。
まるで探偵。
それぞれが探偵と言うよりみんなでひとりの探偵。
古本屋で買った報告はなんとも。
私も古本屋にお世話になることありますけど、さすがにそれはって思ってしまう。
投稿元:
レビューを見る
今回は「連作短編」かな。
業界誌の懸賞謎解きで
ゆるやかに事件がつながっている。
1話目は学習塾のカンニング事件。
モデラーの土生井が作ったジオラマをもとに
いろいろ犯行方法を推理する。
おもちゃコレクターの遺品整理も頼まれて
昔流行った「ぬりえ」や「手帳」の
懐かしい話題がたくさん。
2話目は図書館や本屋で
本の間にカミソリがはさまれる事件(`^´)
証拠品の紙から何かわからないかと
前の事件で知り合った石橋刑事さんに頼られる。
容疑者が取引先の人間だったことから
潔白を証明すべく動くことに。
こんな理由で犯行に及ぶ真犯人
もっとガッツリ罰してほしいものだ!!
最後の話は昔の事件の謎解き。
業界誌で連続懸賞クイズを出していた女性は
姉の自殺が他殺と信じ、真犯人を誘き出すため
クイズに匂わせが仕込んでいたらしい。
初回を見事に当てたので頼られる渡部。
あいかわらず紙うんちくが満載で楽しいけど
渡部さん…よく考えると犯罪グレーゾーンな
「実験」してて怖いわ(汗)
投稿元:
レビューを見る
紙業界誌のクイズと実際の事件とのコンビネーションがお見事。相変わらず、紙の詳細な蘊蓄の辺りは読み飛ばしてしまうのだが、ミステリーの部分が結構凝っていて面白かった。主人公は、なんかさえない感じで、鋭い推理をするようには見えないのが難点?
投稿元:
レビューを見る
触れるだけでどんな紙でも見分けられるという紙鑑定士の渡部圭が、遭遇する数々の事件の解決に奔走する姿を描くサスペンスミステリー。シリーズ第3作。
◇
その日、渡部圭は事務所で1人、紙業界誌の最新号すべてに目を通していた。
時代の趨勢でか、この業界も業績悪化の一途をたどっているのがわかる。その一隅で仕事をしている身としては暗澹たる気持ちになるばかりだ。
だがこんな逆風の吹く紙業界に新風を吹き込もうという気概を見せる業界誌があることに、渡部は気づいたのだった。
業界誌の名は『月刊 KAMI・ZINE』。紙のマガジンという意味のようだが、工夫をこらした構成で業界誌とは思えぬ親しみ易さを前面に押し出している。思わず読みいっていた渡部は、懸賞付きクイズのコーナーに瞠目した。
「紙人(かみじん) 32面相の神ってる! 推理クイズ」と銘打ち、3つの作品から「密室」が隠されているものを選ぶ、という問題だった。
生来の好奇心と賞金 10万円につられ、真剣に考え出した渡部は……。
( 第1話「FILE:01 クイズと密室と紙と」) 全3話。
* * * * *
今回は歌田さんのテンポにヤラれてしまいました。
これまでと違った展開なのですが、相変わらずユル~い雰囲気で進んでいくので、こちらもあまり気に留めずに読み進めたからです。
第1話で渡部が謎解きするのは、土生井の知り合いが営む学習塾でのカンニング事件。渡部は営業活動をこなしながら正解に気づき、解いた謎を土生井に伝えて一件落着。
こんな軽い展開で3話が連作風に並ぶだけなのかと思ったらまったく違いました。実は、『月刊 KAMI・ZINE』に設けられたクイズコーナーこそ本作の中心だったのです。
第2話で、公共図書館とチェーン古書店に置かれたカミソリ入り怪文書事件に着手した渡部は、知らず知らずのうちに『月刊KAMI・ZINE 』クイズへの関与を深めていきます。それは偽装殺人事件への入口でした。
このユル~い流れから成り行きで重大事件に関わりを持ってしまうところは、渡部のキャラにぴったりフィットします。
さて今回の渡部の相棒は、土生井でも團でも真理子でもなく、新登場の若い女性でした。
その女性は、名を小牟田千果咲といい、『月刊 KAMI・ZINE』の出版社でブックデザイナーをしています。彼女こそ探偵・渡部の相棒にして依頼人なのでした。
謝礼はクイズの懸賞金でというちゃっかりしたところもある千果咲の依頼で、恐ろしい殺人犯と対峙することになる渡部。クライマックスをお楽しみに。( 今回も渡部の必殺技が飛び出します!)
最後に、アヴェンタドールの中で真理子が渡部に言った2つのことばについて触れておきます。
1つめは、「渡部君って、実はそういう(探偵のような) 仕事が向いているんじゃないかって思って」と真理子が微笑みながら言うシーン。満更でもなさそうな渡部の描写には、本格的に探偵を副業にしそうな気配が漂っています。
2つめは FILE : 03 のエピローグで、親が勧めた��合い相手に難癖をつけて「断ったってわけ」と言って横目で渡部の反応を伺うシーン。
真理子のこの「断った」発言で渡部が胸をなでおろすところでエンディングとなるのですが、渡部と真理子が意地の張り合いをやめて寄りを戻す日が来ることを窺わせる終わり方でした。
そして、これらはシリーズがまだまだ続くということを予感させてくれている気がして、うれしい気持ちで読了しました。
投稿元:
レビューを見る
続編嬉しい!
しかし2作目を飛ばしてたらしい。
今回もうんちくがたくさんで楽しいです。
密室がテーマだったけど、面白かった。物騒な展開になるのは止められないんだな。笑。