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挿絵だったりキャラクターだったり、小中学校の頃の朝読書思い出すなぁ〜と懐かしい気持ちになりながら読んだ。章替わりの題名も映画タイトルみたいで良いなぁと。
テーマは言葉にすること書くこと、自分自身との対話だったけど、他者との繋がりを持つことの大切さもわかりやすく書いているなと思った。
読み手がいるから続けられるって話があるように、誰かに読んでもらうことを意識して、その誰か、が自分であっても良いんだなとわかった。
他者とわかりあうには分かろうとする努力、分かってもらおうとする努力が必要。相手を分かろうとする努力はしても、わかって貰おうとする努力はあまりしてないなぁと思った。
これは自分自身にも言えることで自分に自分をわかって貰おうとする、自分を分かろうとする努力をして行きたいなと思った。
日記をつけるのが楽しくなりそうで読んで良かった。
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2023年27冊
生涯、自分自身と寄り添って生きていく方法が書かれた本…だと感じてます。
舞台は海の中の世界。自身がタコであることにコンプレックスを抱くタコジローに対し、日記という手段を提案するヤドカリのおじさん。
先生と生徒の問答で進行するストーリー仕立てで、日記のハウツーを段階を踏んで学べる内容になってます。
本作について、日記を本流とするなら、日常で垣間見るコミュニケーションを傍流としてると感じてますが、これが粒揃いで面白い。
自身の頭の回転のにぶさを嘆くタコジローに対し、『思う』と『言う』の距離が遠いだけであり、頭の回転の速さの話ではないと断じるヤドカリのおじさん。
同じようなことで悩む人に効きそうな小話です。この他にも実用的なトピックが散りばめられており、ポップな表紙とは裏腹に実用書のポテンシャルは高め。
自分を卑下しがちな方に効く一冊だと感じました。
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よかった。文字も大きく、ひらがなも多いので子どもでも読みやすそう。
日記を書くものの、なかなか休みがちになってしまっていたので、いい刺激になった。
読者のいない早送りの日記を書きがちだったので、この本のコツをもとにまた冒険にでようと思う。
古賀さんの著作物だと「20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)」も、とてもわかりやすく文章の書き方がまとめられている。
まず中学生でこれを読んで、社会にでるタイミングで文章講義を読むと、すごい技術を手にした大人になれそうだ。
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わたしは、既に日記を毎日かいている。
でも、その内容は、「そのとき感じたこと」「思ったこと」がメインであった。自分の感情がメイン。
なので、どういうシチュエーションだったのか、までは書いてなくて、ただたんにつらい気持ちや起こった出来事を書くだけの日記。
読み返しても、内容がいまいち入ってないのもしばしば。
一気に内容を短縮しないで、お気に入りの場面だけでも
詳しくかけるようになれればいいなと思った。
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未来の自分に当てて、
日記を書き始めました。
自分が体験したことを頭の中で探りながら、思い出しながら書くのはとても楽しいです。
書くことで、その場では分からなかった自分の感情にも気づくことができます。
この本に出会えてよかった。
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著者の古賀さんの他の作品にも共通していることですが、「言葉を書く」ということの尊さや大切さ、難しさの中にある面白さと正面から向き合い、「書くことによって人は変われる」ということを、心の底から信じているんだな、ということを改めて感じました。
自分が小・中学生の時には、本を読むことも文を書くことも苦痛でしかありませんでした。その頃にこんな本に出会っていたらなぁ、と思います。
子供達が夏休みのこの時期に発行されたのは偶然ではないでしょう。大人が読んでも響くポイントはたくさんありますが、やはり出来るだけ多くの10代の人に読んでほしいと思う一冊です。
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概要や著者歴知らずに、
タイトルや装丁で読みたいと思った本。
学生向け、今辛い子供向けのような本だけど
大人の自分でも読んで良かったと思う。
今の自分の視点からでも、そういう時あったなって思ったり
今大人になっても日記つける事は面白そうだと思った。
何度か日記書いたことあるけど、
何で続かないかとか、何処に焦点あてるかとか
何のために書くのかとか全て書いてくれてる。
私も本当の私に気付いてみたい。
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最初、文学小説のつもりで読み始めて、違和感を感じて作者紹介を読んだら、ビジネス本の著者ということを把握。
読み進めてみると、文章の書き方についてとても役立つ助言が書いてあった。日記を書いて自分を見つめ直したくなった。
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日記が書きたくなったが、この本で言われている通りに書けるのは余程時間が割ける人だと思う。
言葉の色鉛筆を増やしたい。
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SNSで常時だれかとつながっている時代。
だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。
うみのなか中学校に通うタコジローは、
学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。
ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは
その日から、どんどん変わっていく…
・考えるとは「答え」を出そうとすること
・その作文、嘘が混じってない?
・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる
・考えないのって、そんなに悪いこと?
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会話形式なので、読みにくさは全くといっていいほどない。
読書になれてない人でも読みやすいはず。
中学生くらいになったら、うちの子ども読んでくれないかな。
書くことを通して、考えることを習慣にしとくといい人生送れるんじゃないか。自分のこともよくわかりので、多感な時期にちょうどいいんじゃないか。と思う。
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今まで、日記を書くとつらくなってしまうことが多かった。でも、この本を読んで日記の考え方が変わった。自分が感じたことや考えたことを文字にして、自分という読者にわかってもらう。そんな考え方は目から鱗が落ちる思いだ。
秘密の書き物は秘密の読み物になる
悪口や自責の言葉が出てきたら過去形にすればいい
その日にあったことをスローモーションで書いていく
これなら続けられるかもしれない
本を読んで感じたことを書いていってもいいかもしれない
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これまで何度も日記を書いてはやめての繰り返しだったけど、どうして途中で書きたくなくなってしまうのか分かった気がした。
一日の出来事を全部書こうとして、薄っぺらい内容になってしまったり、悩みを書くだけの暗い内容になってしまったり、、、そんなものを読み返しても全然楽しくなくて、意味ないと思ってしまってやめてしまう。タコジローがわたしの今までのモヤモヤした悩みを代弁してくれているような気がした。
日記は将来の自分という読者に向けて書く事、一日の中の出来事を全部書く必要はなく、感情が動いた部分にスポットを当てて詳しく書く。嫌なことや愚痴や悩みは、過去形でかく。(もう嫌だ→嫌だと思った。)
この書き方で、わたしが今書いている3年日記も楽しい内容になると良いと思う。そうなれば、きっと自分のことを今よりも好きになれる気がする。
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書店でたまたま見かけた古賀さんの新著!
実のところ、ずいぶんとナイーブなタイトルと、子どもを意識したキャラクターに、少しだけ購入は躊躇った。しばらくAmazonで様子を見てから、電子書籍で買おうかとも思ったけど、凝った装丁とページデザインを見て物理本として手元に置きたくなったことが購入の決め手になった。
読み終えて、あらためて丁寧かつ誠実に言語表現と、その基礎となる自己の感情に向き合う著者の姿勢に敬服する。
また、これから読もうかと考えている人へは、ぜひ物理本での購入をおすすめします。装丁はもちろん、ストーリーと一体になった巻末の仕掛けがすごく良いので。このあたり、ポプラ社さんが児童書で培った読書体験作りのアイデアなのかと思うのですが、流石です。
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両手でそっとすくい取るようにことばを扱う。古賀さんの本を読むと、いつもきまって無性に文章を書きたくなる。
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自分を冒険するような感覚で、また日記を書き始めました。
そして自分の日記を唯一無二の本としていつか読みたいと思いました。
頭の中で言葉になっていないモヤモヤを言葉にすることのメリットが書かれています。自分のことをどれだけ知っているのでしょうか。自分のことを好きになれているのでしょうか。日記を書くことで自分を掘り下げていく。好きなこと嫌いなこと新しい気付きに出合うのがこれから楽しみです。