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暗闇の効用
暗闇が消えると何が失われるのか?生物学者が詩的に綴る、感動の科学エッセイ。2022年度 英ウォーターストーンズ ポピュラーサイエンス部門ベスト・ブック獲得スウェーデンから...
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商品説明
暗闇が消えると何が失われるのか?
生物学者が詩的に綴る、感動の科学エッセイ。
2022年度 英ウォーターストーンズ ポピュラーサイエンス部門
ベスト・ブック獲得
スウェーデンから、アメリカ、ドイツほか各国で続々翻訳
闇がなければ光はなかった 闇は光の母 ――谷川俊太郎
いま、街灯の照明をはじめとする人工の光が、多くの夜の自然の光を奪っている。その結果、古来から続く生物の概日リズム(体内時計)を乱し、真夜中に鳥を歌わせ、卵から孵化したウミガメを間違った方向へ誘導し、月明かりの下の岩礁でおこなわれるサンゴの交配の儀式すら阻害している。
本書は、人工の光による自然への影響(=光害:ひかりがい) をひもとき、失われた闇を取り戻そうとする呼びかけである。
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紙の本
私たちには暗闇が必要だ
2023/10/29 15:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろとこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
光害(ひかりがい)という言葉を初めて知った。温暖化だけではなく、光害によっても、たくさんの昆虫が絶滅の危機に瀕している。私たちは夜景やイルミネーションを無邪気に楽しんでいるけれど、過剰な光は私たちの健康にも悪い影響を与える。
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を思い出し、私たちの行動も変える必要がある。本書の巻末には暗闇を守るための10箇条がある。これを手がかりに暗闇を楽しみたい。