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商店街の復権 ――歩いて楽しめるコミュニティ空間
著者 広井良典
商店街は過去の遺物ではなく、新たな動きが見え始めている。若い世代がカフェやコワーキングスペースなどコミュニティの拠点として商店街に関心を向け、クルマで買い物に行くのが難し...
商店街の復権 ――歩いて楽しめるコミュニティ空間
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商店街の復権 歩いて楽しめるコミュニティ空間 (ちくま新書)
商品説明
商店街は過去の遺物ではなく、新たな動きが見え始めている。若い世代がカフェやコワーキングスペースなどコミュニティの拠点として商店街に関心を向け、クルマで買い物に行くのが難しい高齢世代が商店街に足を向ける流れも出てきた。コミュニティ空間としての「ウォーカブル・シティ(歩いて楽しめる街)」を求める動きも各地で起こりつつある。商店街のもつ新たな意味や価値に注目し、国際比較の視点や、まちづくり・交通など公共政策の観点も盛り込み、幅広い叡智を結集。未来の商店街のありようと、再生に向けた具体策を提起する。
目次
- はじめに 広井良典/第1章 商店街の復権──コモンズとしての中心市街地再生に向けて 広井良典/1 私の「商店街」経験──日本・アメリカ・ヨーロッパ/「モール」との出会い──八〇年代末のアメリカ経験/ヨーロッパでの「商店街」“再発見”──国際比較の重要性/2 「歩いて楽しめるまち」のイメージ──コミュニティ空間としての都市/ドイツの事例から/日本の現状/新たな展開の兆し/高齢化そして「デッド・モール」/3 中心市街地空洞化/シャッター通り化の背景と展望/シャッター通り化の三つの要因/大規模店舗規制をめぐるドイツと日本との比較/【供給サイドの要因】商店の後継者問題について/シャッター通りと耕作放棄地/【需要サイドの要因】消費者にとっての魅力──空間/個店/「地域密着人口」の増加と商店街/4 「コモンズとしての商店街」に向けて/「多極集中」のビジョン/「エリアリノベーション」と情報サイト/ワーカーズコープと商店街、あるいは参入主体の多様化/商店街における企業の役割──資本主義の構造変化?/商店街再生×若者支援/空き店舗への公的関与の強化/「コミュニティ商店街」の展開/商店街と農業・農村をつなぐ/商店街×デザイン/日本の商店街の「アーケード」の独自性/地域経済・産業論とまちづくり・空間デザインの統合/第2章 成長局面からみた商店街再生の実践ステップ 遠藤浩規/1 商店街を取り巻く現状と本章の目的/社会課題解決の場として再評価される商店街/主体性と持続性の重要性/2 主体性と持続性/商店街の分類/主体性と持続性の正体/3 商店街の成長局面/局面1 後の主体性・持続性の源泉となる震源店の存在/局面2 ターニングポイントの存在/局面3 多様な価値観による活動の発展/4 商店街活動が提供する価値/商店街活動の分類/三つの活動が提供する価値/5 事例から見る成長局面と商店街活動の価値【セブン商店会:京都府長岡京市】/セブン商店会再生の概要/各成長局面における分析/商店街活動によって還元された価値/6 商店街の再生にむけて/商店街ゆえの価値とは──祖母の商いを通して/商店街の価値が未来に繋がる可能性(東寺道親交会:京都府京都市)/主体的・持続的な商店街活動の実践にむけて/第3章 エリアリノベーションと商店街の可能性 千葉敬介/1 プロジェクトの始まり/これからのまち、暮らしと、商店街/商店街の使い方を探る実験/可能性を残し、生かすために/2 プロジェクトについて/三つの特徴/小さなエリアで同時にオープン/頼まれていないのに地域のことに取り組む/立地の選び方/立地選びの決め手は人/プロジェクトのきっかけ/3 まちも建物も、もっと楽しく/東京R不動産とは/人が建物を魅力的にする/共感が人を呼ぶ/まちから始まり、再びまちへ/エリアリノベーション/現象から方法へ/4 プロジェクトとまち/R不動産の店「おぐセンター」/まちのリビング/まちの○○の可能性/集まった四組の仲間と、その後の展開/5 商店街とまちの可能性/見据える地域や社会の像/暮らしの場に求められるつながり/場所の選び方が変わる
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