雑に行きたくなる一冊
2024/03/26 18:43
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投稿者:はるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
沙也加の一歩、ぞうさんの温かさに心温まりました。
沙也加の旦那さんにん!?となったけど、沙也加の決断にぞうさんとともに見守ります。
雑に通いたくなる一冊です。
ほんのり温かい人間関係
2024/11/15 20:24
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生は人との出会いと別れ。
その分岐点をいかに巧に次に繋いでいくかが問題。
一見無愛想な定食屋の主人と、離婚をするかどうか悩み真っ最中の女性が出会い、程よい距離を取りながら互いに心を開いていく物語。
唐揚げの作り方、ちょっと試してみたくなった。
定食屋さんに行きたくなる
2025/06/14 15:00
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫から離婚を切り出され、家に直帰したくなくて定食屋「雑」に寄っていたと知った妻が「雑」をのぞきに行き、ついにはアルバイトとして働き始め、自らの価値観の偏りに気付いたり夫との関係に決断したりして、新しい人生を歩んでいく話。
「雑」のごはんが雑そうなのに美味しそうで、食べてみたくなります。小汚い定食屋さんは何となく入りにくくて敬遠していますが、行ってみたくなりました。
主人公の成長していく姿が前向きで、清々しかったです。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
定食屋でワンオペは無理だよね。
うーん、特に行きたい・食べたいと思うような定食屋さんではないなあ。
さやかさんの旦那さんの気持ちも分かる。
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ぞうさんのひたむきで素朴な料理が心を温めてくれる。ぞうさんに心を許せるバディと会えたことが1番嬉しかった。
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「あれ?この話、読んだことある」と思ったら、第1話の「コロッケ」は、「ほろよい読書」に入っていたものと同じだったよう。
「コロッケ」の頃は少しこだわりが強い感じがする沙也加が、定食屋「雑」で働くようになってから段々といい意味で雑になっていく過程がよかった。
それにしても定食屋「雑」の味付けは濃い目で甘めのようだけど、甘すぎる料理がちょっと苦手な私としては、想像して「うっ!」となってしまった。
(その位、原田ひ香さんのお料理描写がうまい。)
常連の男性客はハマってるみたいだから、中毒性があるんだろうか。
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原田ひ香さんのグルメもの、間違いない。しかも定食屋の名前が「雑」!
なんとも美味しそうな装丁にも惹かれた。
夫との離婚はどちらが悪い訳でなく、価値観の違い。生まれ育った環境が違うので、価値観も違うのは当たり前。しかし、沙也加はこだわりが強く、夫の習慣や価値観を受け入れることができない。
食以外にも離婚の要因はたくさんあったのだろうなと思ってしまった。
この離婚危機をきっかけに沙也加は定食屋「雑」で働きだし、ぞうさんと出会う。
一緒に働いていく中で、沙也加は色々な人や考え方、価値観があることを受け入れ、前に進むことができるようになる。
沙也加とぞうさんの程よい距離感や関係性がすごくいい。
料理もすべておいしそう。
みんなそれぞれに悩みや不安を抱え生きている。ぞうさんのごはんはそんな人々に優しく染み渡り、生きる活力をくれる。
とても温かいお話。
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さら〜っと読了。
定食屋の店主みさえとアルバイトの沙也加が最初は警戒していたのが段々と信頼して励まし合っていく。雑の甘辛い味付け、絶対に好きな味だわ。コロッケが美味しそう。本当に手間がかかる割にカースト低めなんだよね、コロッケって。
やっぱり、コロナ禍を書きたくなるんだね。飲食店が1番影響を受けてたよな〜と思い出しながら。
もう、あんな経験したくない。
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原田さんの本はやさしい気持ちになれるから好き。
だけど、期待以上の終わり方だった。
雑色というひとつの店を軸に店主のみさえさん、沙也加、お客の高津さん等々…自分の中での踏ん切りがつかないことや悩みに苦悩しながらそれぞれの答えを出していき、最後を迎えるのはほっとしたし、嬉しかった。
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相変わらず美味しそうに描写される食べ物たち。特にスパゲッティサラダが食べたくなった。
みんなそれぞれ悩みや嫌なことはあってきれいに解決するわけではないけど、それと同時に笑えることや希望もある。少しでも長く「雑」が続いてくれればいいなと希望が見えるラストだった。
それにしても、甘い味付けは結局どうなったのか、気になる!
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雑な料理?を提供する定食屋「雑」の物語。
雑な料理ばかりじゃない。手作りコロッケは結構手間がかかっているし、カラッと揚がっている唐揚げもひと手間ある。スパゲッティサラダはすぐ作れそう。
ぞうさんの店の経営に関する今後の思いと、沙也加の離婚までのアレコレを、もうちょっと掘り下げで欲しかった。
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夫に離婚を切り出された沙也香。
お酒は食後に嗜む程度で、丁寧に食事を楽しみたい沙也香と、食事をお酒で流し込むような夫とでは、食事に対する価値観が違っていて、夫はそんな食生活に窮屈さを感じていた。
そんな時に出会った、夫が行きつけにしていた定食屋「雑」。どんなところかと寄ってみた沙也香は、店名通りの「雑」な料理を目の前にする。
縁あってか「雑」でアルバイトするようになった沙也香の離婚までの道のりと、「雑」の2代目店主ぞうさんやお客さんとの交流。
そしてコロナ禍の始まり。
ちなみに店名「雑」は元々は「雑色」であり、店主が初代雑色さん。料理が雑ということではない。
原田ひ香さんの小説好きなので、今回も楽しみました♬。.
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突然夫に離婚を言い出された沙也加。理由は食事の時にお酒を飲ませてくれないから始まる腑に落ちない理由からだった。日々のご飯を丁寧に作る事。そしてそれを味わう事。それは勿論大事だけれど、定食屋「雑」の、すき焼きのタレ頼みの食べ物も毎日食べたくなる味なんだから不思議。栄養と体の事とかって難しい事は置いといて、雑のメニューはとにか美味しそう。
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美味しそうなご飯と一緒に、登場人物たちが変わっていく社会の流れに揉まれながら必死で生きていこうとする姿がよかった。読むとほっとする作品だった。
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ある日突然夫に離婚を切り出された沙也加と、その夫が通っていた定食屋の主人ぞうさん。
2人が出会うことで、それぞれに影響しあい、少しずつ人生や気持ちが変わっていく様がとても良かった。
1話1話は長くなく、読みやすい。
ぞうさんと沙也加の関係性が好きだし、ずっと読んでいたかった。
それぞれの人物がとても丁寧に描かれていて、いつのまにか感情移入して泣いてしまった。
1人でじっくり読むのにおすすめ。
やさしく、でもそっと背中を押してくれるような作品でした。