ポメ耳絵本作家は見習いパパと愛情ごはんをいただきます 【電子限定おまけ付き&イラスト収録】
著者 葉山千世(著) , 古澤エノ(イラスト)
駆け出し絵本作家の小鳥遊つぐみは「耳付き症」と呼ばれる、ポメラニアンの耳と尻尾が突然生える疾患を抱えながら作家とカフェ店員、二足のわらじを履いている。「耳付き症」には患者...
ポメ耳絵本作家は見習いパパと愛情ごはんをいただきます 【電子限定おまけ付き&イラスト収録】
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商品説明
駆け出し絵本作家の小鳥遊つぐみは「耳付き症」と呼ばれる、ポメラニアンの耳と尻尾が突然生える疾患を抱えながら作家とカフェ店員、二足のわらじを履いている。
「耳付き症」には患者の体に犬のような耳と尻尾、そして【発情期】という本能が芽生える症状がありどんな人間にも発情してしまうため、世間の目は冷たい。
だが担当編集の白石は、つぐみが「耳付き症」だと知りながらデビューから今までずっと面倒を見てくれて、その優しさにいつしか恋心が芽生えていた。
次の二冊目に向けてアイデアを練っていたある日、つぐみの住んでいたアパートが「耳付き症NG」となり家を追い出されることが決まってしまう。困り果てて途方に暮れていた時、白石から「次の家が決まるまでマンションの一室を貸す代わりに、耳付き症の甥の子育てに力を貸してほしい」と提案されて・・・!?
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「好きだよ、つぐみくん。きみのことがとても」本文より。
2024/11/19 09:59
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投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
犬の耳や尻尾が生えてくる《耳付き症》への差別や偏見が問題となっている現代社会が舞台です。
ネタバレがあります。
●つぐみを担当する30歳の絵本編集者攻め・白石 篝
●絵本作家でカフェ店員でもある《耳付き症・ポメラニアン》の受け・小鳥遊つぐみ
●白石の亡くなった従姉の《耳付き症》の一人息子・早川 響(おと)
●つぐみの初恋の相手で元担当医・藤沢隼斗
○受け視点
デビュー作が受賞し、現在は二作目の準備に取り組んでいる絵本作家のつぐみ。でもそれだけでは生活出来ないので、病院の敷地内にあるカフェでも働いています。《耳付き症》のせいでつぐみはセクハラをされたりしますが、カフェの店長や同僚、そして担当編集者の白石に助けられながら頑張っていました。ところが住んでいるアパートの管理者が変わったことで、《耳付き症》のつぐみは退去を迫られることに。転居先に困っていたところ、親戚の男の子・響を引き取っていた白石から同居を提案されて・・・
古い価値観に囚われた実家からの干渉に悩む白石と、《耳付き症》のせいで差別や偏見に晒されているつぐみ、シングルマザーだった母親を亡くし施設に入れられる寸前だった園児・響の三人が家族になるお話です。
《耳付き症》のせいでつぐみや響が理不尽な目に遭いますが、みんなで悩みながらも力を合わせて解決していく、その真っ直ぐさがよかったです。
とくに白石がスパダリではなかったことが、キャラたちの成長を促したのだと思います。また響くんが可愛くて、育児BLとしても楽しめました。
イラストは古澤エノ先生です。表紙の白石、つぐみ、響くんの三人が尊い・・・!
ただ「ポメガバース」ものとは設定が異なる作品なので、それ目当ての方はご注意を。