外資系トップの英語力 みんなのレビュー

下心を持って一読した本

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投稿者：ありばば　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の英語力の欠如を実感する中で、とくに外資系企業の経営者がどのような経緯をたどって英語で仕事をするにいたったかを理解して参考にしようと下心を持って一読した本。
同じシリーズの「仕事力」がけっこう印象的だったので、思わず新刊をBK1で買ってみた。ただ、今作は自分の期待値が高かったのか、実務で覚えた＆帰国子女＆留学経験＆大学時代に勉強しまくっていた、というパターンに限られ（当たり前だが）、徒手空拳で暴れまわった人が少数派。これって普通のサラリーマンに向けてアピールになったのかなあ、と思うことひとしきり。
勉強時間が少ないサラリーマンに「外資に行くにはこういう努力が必要だよ」ということを伝える本と言うよりは、「外資トップは経緯はともかくこれくらいは簡単にできるんだよ」と示しても（前作と同じ手法だけど）伝わりにくい気がしないこともない。とはいえ、なかなかメディアに出てきにくい（私が見かけたことがなかった）人が数名おられ、わりと個性的な経歴が印象的だったので、まあこういう本って評価は人によるかな、というのが読後感。ちょっとでも興味をお持ちの方は（たくさん読むほどではないけど）こう言う本を一読してみるのも面白いかもしれない。