ボロ儲け経済学～ゼニのカラクリ明かします～ みんなのレビュー

世の中にはこんなにぼろ儲けをしている人がいたのか…

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投稿者：南亭骨怠　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　ぼろ儲けのいい話はないか…という気持ちのでこの本を手にしたのだが，この本を読んでもぼろ儲けはできない。しかし，世の中には悪どくぼろ儲けをしている人がたくさんいる，ということがよく分かる。黙って搾取されたままでいいのか労働者！
　自分が労働者であるという意識は薄かったが，はっきりと自覚していないと賃金を搾取されるいいカモになってしまう。学校では表面上のきれい事しか習わない。しかし，実際に社会を動かしているのは，資本家達の意思である。悪意の資本家にのせられてはいけない。
　著者の青木雄二氏は，高校を卒業後，いくつかの仕事を経て自分でデザイン事務所を開く。しかしその事務所も結局閉じざるをえなかった。そこでマルクスの『資本論』を読み，多く影響を受けたと語っている。私も『資本論』に取りかかってみようか。