演劇プロデューサーという仕事 ~「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか~ みんなのレビュー
- 細川展裕
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紙の本演劇プロデューサーという仕事 「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか
2019/08/09 02:51
舞台の裏話満載で面白いし、時代を築いた話でもある
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えび - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、日本の演劇で一番売れておりチケットが取りにくいと言われる「劇団☆新感線」。
舞台にもゲージュツにも然程興味のない一般人である自分が友に勧められてその面白さにハマり、気づけばすっかりほぼ毎公演観るようになってしまった。
そんな劇団☆新感線の仕掛人の一人で、『演劇プロデューサー』という仕事をやっている細川氏の半生を振り返る自叙伝。
新感線の舞台ないしゲキ×シネ(舞台を撮った物を映画館上映)を観た者にとっては、楽屋や稽古場での役者さんの日常を垣間見る事が出来て面白いし、
そういった物を観た事のない者にとっても、舞台にさして興味が無かった細川氏が、生活協同組合勤務時代に教えて貰った哲学を基礎に、人生を、劇団運営の道を切り開いて進んできた話は大変面白かった。
レコード会社勤務時代の話など、今はほぼ失われてしまっているだろう、当時のレコード会社の営業さんとレコード店の日々のやりとりも興味深かった。
舞台に興味がなかった私は、第三舞台の異常とも言えるほどの大ヒットを存じ上げなかったのだが、この本を読んで細川氏は小劇場という全く儲からない舞台演劇を、きちんと働く人、役者さんがお金を貰える方法を創り、一時代を築いたのだと興味深く拝読した。
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