ヒゲの日本近現代史 みんなのレビュー
- 阿部恒久 (著)
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
評価内訳
- 星 5 (1件)
- 星 4 (0件)
- 星 3 (0件)
- 星 2 (0件)
- 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
電子書籍ヒゲの日本近現代史
2017/11/14 18:22
大真面目にヒゲを論じる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マラソン先生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒゲの有り/無しや、その形状から時代の移り変わりを追い、ヒゲの持つ意味や「ヒゲをめぐる状況が変化する4つの要因」を考察しています。豊富な先行研究と、地道な筆者の調査に裏付けされており、新書の手軽さと「研究」とも呼ぶべき重みの両方が味わえます。特に、「総合雑誌『太陽』掲載写真の分析」には筆者の熱意を感じます。「日本近現代史」に焦点を当てていますが、前近代にも簡単に触れられています。また、宗教や民族との関連は、冒頭では触れられているものの、本編にはほとんど出てきません。現代のパートには「無精ヒゲ風の流行」「ヒゲ訴訟」「ツルン」など興味深い話題が多く、最後まで飽きません。一方で、こちらも歴史的な視点で書かれているので、ファッションとしてのヒゲについて記述が厚いわけではありません。
タイトルおよび帯が、実際の内容と合わない本も少なくない中、こちらは文句なしの1冊です。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |