みんなの朝ドラ みんなのレビュー
- 木俣冬
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本みんなの朝ドラ
2017/05/19 23:54
「カーネーション」と「火の魚」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラ論で目にする論者の書いた朝ドラ論だが、「カーネーション」を取り上げるならば、脚本家(渡辺まや)とヒロイン(尾野真千子)が同じ「火の魚」にも言及すべきだ。原田芳雄の遺作となった作品だが、作中では(おそらくガンで)死ぬ編集者役だったのが尾野真千子だった。彼女がスターダムにのし上がる前の作品だが、この作品があったから、「カーネーション」で成功したように見えてくる。
読んでいて、佐々木昭一郎作品を、この位の新書本で論じたら本が1冊書けるだろう、と思った。年齢的にラジオ時代やファンに評価されている昭和40年代の作品を作った関係者を取材出来るのは今しかないだろう。昭和49年に放送された時には酷評されて、「四季・ユートピアノ」でヒロインの中尾幸世に光が当たってからも長らく「封印作品」化していた「夢の島少女」が何回か放送されているうちに評価されて、この作品で中尾幸世を知った、という時代だ。「創るということ」だけを読んでいても、分からないものだ。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |