つるばら村のくるみさん みんなのレビュー
- 茂市 久美子, 中村 悦子
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紙の本つるばら村のくるみさん
2016/03/05 00:12
1年間
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
パン屋のくるみさんの1年間のお話。
季節感もあっていいですねー。
くるみさんにお相手現る!?ほほほ。くるみさんにライバル現る!?大丈夫?
この先も楽しみ。
紙の本つるばら村のくるみさん
2004/10/28 12:11
「わたしはわたしのプリンパンをつくればいいことじゃない」というくるみさんのたくましさ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
つるばら村の駅前にくるみさんがパン屋さんを開いてから三年の月日が過ぎました。赤いトタン屋根の小さなお店『三日月屋』は、一階がお店と仕事場をかねた台所、その上に屋根裏部屋があります。くるみさんは黒いトラネコのニボシと一緒に暮らしています。
三日月屋のパン、プリンのパン、七夕のパン、台風のパン、天狗のパン、節分のパン、デートのパンの7つのパンにまつわる物語。
くるみさんは、みんなが喜んでくれるパンを焼くことに心を注いでいますが、近ごろ、パンの売り上げがあまりよくありません。どうやらあさひ町に新しいベーカリーができたようです。お店の名前は、三日月ベーカリー、ライトバンに乗って、つるばら村までパンを売りにくるようです。笛吹き山のブナの森でミツバチを飼っている養蜂家のナオシさんからの情報です。くるみさんは、蜂蜜をナオシさんから買っていました。
(だれも、うちのパンを買わなくなったらどうしよう…)と不安に思っているくるみさんにナオシさんは、みつろうろうそく(蜜蝋蝋燭)をくれました。不安で眠れないくるみさんの枕元で、ほんのりと甘い花の香りを漂わせてくれます。くるみさんは、おだやかな気持ちになりました。
タヌキのお母さんに教えてもらったプリンは、カラメルの代わりにキャラメルを入れたものでした。くるみさんは、さっそくプリンパンに作りに精を出します。「わたしはわたしのプリンパンをつくればいいことじゃない」と張り切るくるみさんです。
キャラメル入りのプリンパンを食べてみたいな。そして、節分の季節限定の黒豆あんパンもおいしそう。
節分の夜に、三日月屋に訪れた鬼の子どもに、くるみさんは、黒豆あんパンをあげました。お腹いっぱいになるまで、黒豆あんパンを食べた鬼の子は、角がかゆくなったと言います。節分の豆の力で角が抜けるのだとか。抜けた後の角は、野山に春をともすろうそくになると言います。何と素敵な鬼の角なのでしょう。
くるみさんは、優しいだけの人ではありませんでした。突然のライバル出現に不安を抱えながらも、背筋を伸ばしてパンを焼くくるみさんに、たくましさを感じました。くるみさんのように、私も私の道を私らしく歩いてゆきたいな。
どうやら猫のニボシが、くるみさんのために何か計画を立てているようです。つるばら村に素敵な家具屋さんが登場して、くるみさんのためにラブチェアを貸してくれます。パンだけを愛してきたくるみさんに、春のそよ風が、恋の予感を運んできました。それは、この本を読んでからのお楽しみ。 つるばら村シリーズの第3作をたっぷりとご賞味あれ。
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