花嫁シリーズ みんなのレビュー
- 森崎朝香
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本雄飛の花嫁 涙珠流転
2004/11/12 00:50
政略結婚も洋の東西でストーリーが変わる
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
気づいたら年の差カップルが主人公の小説を続けて読んでた自分に気づいた。
別に他意はなかったけれど、たまたまそれが西欧を舞台にしたファンタジーと
東洋を舞台(設定はたぶん中国とモンゴルの中間あたり)にした本作、
「雄飛の花嫁」でした。
どっちもいわゆる王族の政略結婚と言われる種類の結婚で始まる。
年の差ありで男性のほうが年上。(本作は12歳違い)
もちろん主人公の性格設定には違いがあるし、一概には言えないけれど、
中世の西洋をベースにすると、歴史的にもどうしたってキリスト教の影響が
色濃くでてくるためか、まず結婚の事実が優先される。
(特に王族なんかは結婚自体が宗教儀式の一環なんじゃないかと思うような
描写もあるし。)
お互いの気持ちはその後動いていくようなストーリーが多いような…。
でも、この「雄飛の花嫁」は東洋ベース。
お互いの気持ち一つ(今回の場合はだんな様のほうが一方的に大人だったけど)
で結婚の事実があろうがなかろうが夫婦として寄り添える。
周りにしても必要以上に干渉しない。
騎馬民族のおおらかさか?とも思ったけど、やはりこれって西洋と東洋の文化の違いなんじゃないかと思い至りながら楽しく読了しました。
政略結婚から始まる恋物語。
年上のかっこいいだんな様に大切にされる幼妻をちょっとだけうらやましく感じるのは私だけじゃないはず。
興味のある方はぜひ手にとってみてください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |