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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 みんなのレビュー

  • ダニエル・ピンク, 大前研一
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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

「情報化の時代」から「コンセプトの時代」へ、そしてその先は?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 訳者の大前研一氏によれば、これからの日本人は「右脳を生かした全体的な思考能力」と「新しいものを発想していく能力」が必要になるという。そしてもちろん、本書にはそういった能力の重要性とその磨き方が書かれている。

 著者の時代認識では、現在の「情報化の時代」から、これからは「コンセプトの時代」になるとしている。アルビン・トフラーが「第三の波」で、産業社会から情報化社会への移行を指摘したが、今度はその情報化社会も終わりを告げ、次の時代へ移るということだ。
 その「コンセプトの時代」では、6つの感性が求められる。1.機能だけでなく「デザイン」 2.議論よりは「物語」 3.個別よりも「全体の調和」 4.論理ではなく「共感」 5.まじめだけでなく「遊び」 6.モノより「生きがい」だ。
 ここまでなら、よくあるお手軽自己啓発本のようだ。「デキるビジネスマンはここが違う」みたいな本だ。しかし、本書は少し奥が深い。

 何より現状分析が的確だ。上の6つの感性も現状分析の上に成り立っていて、思い付きではない。著者によれば、情報化時代にもてはやされた、金融業やITのエンジニアや、弁護士、会計士などの「ナレッジワーカー」の職が危うくなっているという。
 原因の1つは、インドとIT技術だ。米国の大手金融業では、企業会計や財務分析をインド人MBA取得者に委託しているという。米国内で行うのと同じ品質の仕事が、何分の一かのコストでできるからだ。米国内で高給を謳歌していたエリートたちは、ずっと安い賃金で同じ仕事を提供する人々と競争しなくてはならなくなった。
 IT技術も脅威だ。データベースの充実で、医療情報など、従来は一部の有資格者が独占していた知識が、限りなく無料に近いコストで誰でも手に入れることができる。また、会計や医師の診療行為さえ、初歩的な部分に限られるとは言え、数万円のパソコンソフトでできてしまう。

 だからこそ、ネットワークでつながった遠いインドではできないこと、コンピュータソフトではできないことが、これからは重要になってくる。それが「デザイン」などの感性を必要とする仕事だ、というわけである。本書には、それぞれの感性を磨くには、どこのサイトに行って何を手に入れて、と詳しく書いてあるので、興味を持った人は一読の上、実践することをおススメする。

 しかし、著者も訳者も触れていない点で、気になることがある。それは、著者が指摘するような能力を持つ人は、「そんなに沢山いなくても良い」ことだ。例えばビジネスのグランドデザインなどを行うのは、少数の人々で充分だ。考える人ばかりがたくさんいても仕方ない。
 もちろん、個人個人の立場では、今後の社会を生き抜くためにに、こういった能力を磨くことが重要だというのはその通りだ。しかし全員に行き渡る果実はない。いささか不穏な例えだが、ねずみ講が破たんするのと同じ理屈で、これでは多くの人が幸せになることはできないのだ。

 そして、世界の工場といわれる中国に生産ラインを移してしまったことで、多くの工場従業員の職が奪われたのと同じことが、今度は、高学歴で高い技能を持ったナレッジワーカーにも起きる、と本書は言っているのだ。社会や技術の進歩は確かに、極端な貧困などからは人々を救ったが、その行き先は幸せにつながっているのだろうか?

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右脳と左脳をフル回転!

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろでむ - この投稿者のレビュー一覧を見る


   右脳と左脳をフル回転。




楽天社長の三木谷氏が、4、5年前言っとったのをふと
思い出した。この本を読んだ後、その意味をようやく理
解できた。


難しいことは、さておき。以下の内容を頭の片隅において
もらえたら、ちょっと人生エキサイティングになる!
(に違いない!)


  ・デザイン性
  ・ストーリーを創る
  ・全体のバランス、マッピング
  ・共感力
  ・遊び心も大切に
  ・生きがい、意義を見出す。




もう一回、見直してみてくれんけ?

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