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青い罪 継母と義姉妹と僕 みんなのレビュー
- 宮園貴志 (著)
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紙の本青い罪 継母と義姉妹と僕
2008/11/19 17:50
ふうん、みんなエッチだったんだ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作を一言で表せる言葉が2つある。「ほぼ最高」あるいは「ほぼ完璧」。残念ながら「ほぼ」。所々で作者お得意の変態志向が炸裂するのだが、これだけがどーしても性に合わなかったからである。これがOKな誘惑系愛読者諸兄なら完全に最高完璧作となろう。義母とその娘2人との生活。義姉と義妹である。この3人がみんな主人公に想いを寄せている。誘惑系のキホンである。そして、この3人の想いの寄せ方が、それぞれの性格を表している。あくまでも母としながら男としても意識し始める義母、従属的な愛を求める義姉、素直に想いをぶつける義妹。プロローグでは自慰で思わず主人公の名を呼んでしまう義母。それを主人公が知ってしまう演出がいかにも作者らしく、また秀逸なため、この先の展開が楽しみでワクワクしてくる。もぅ死語だが「つかみはOK」なのである。まずは、義姉との秘密の関係が始まるのだが最後の一線は越えない。焦らしているである。しかし、その焦らしが裏目に出て義母に主人公の初めてを奪われ、義妹にも先を越される。主人公を母として女として、最初は拒みながらも最後には受け入れる義母。主人公に初めてを捧げる無知で無垢な義妹。双方のシーンが、その心情も踏まえ丁寧に描かれている。対して、主に前半でメインを占める義姉とのシーンは、M属性があれば、その変態性も含めて大いに楽しめるだろうが、そうでない場合は若干読み劣りするかもしれない。クライマックスでは覚悟を決めた義母が大奮起して暴走する。このクライマックスに義姉が参加していなくて大変残念である。あと、本作では全編に渡ってヒロイン達の健気で一途な想いが無節操な方向に溢れるシーンが多く大変笑わせて貰った。例えば『拓哉さん』と『翔太君』。これは人の名前と同時に、あるモノの名前でもある。名付け親は義母。これらの登場シーンでは、お母さん何やってんの、と呆れるのを通り越して心置きなく大爆笑していただきたい。
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