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第七の封印 みんなのレビュー

  • オースン・スコット・カード, 田中 一江
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紙の本

紙の本第七の封印

2001/10/23 10:06

異種族の交流冒険物語

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なたね - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本来なら王の娘、次代の世継ぎとなるべきはずのペイシェンスは、そんなことは全く知らされず、ただひたすら現王の僕、「刺客」になるように育てられる。だがやがて父の死と共に、伝説に基ずくこの世界の敵「アンワーム」に立ち向かう旅に出る。
 冒険小説のようではあるが、話の進行具合はかなり淡々としている。ひとえに主人公ペイシェンスの落ち着いた状況判断の視線で話が進められるので、手に汗握るというより「謎解き」の方が色濃い。

 「超能力」的な魅力ではなく、鍛えられた技術の持ち主であるペイシェンスの魅力は同性としても好ましい。

 「アンワーム」とは一体なにか?この惑星に初期の頃から存在する不気味な「敵」の正体が明らかになってくると共に、その他のいろいろな種族との交流がファンタジーのように絡んで読み手が自由に想像できる楽しい要素が一杯だ。容姿や考え方が異なる種族が、どこまで協力し合えるのか、どこで裏切りが出てくるのか、この手の物語につきもののおもしろさがちゃんと用意されている。

 またカードの作品にはおぞましい虫や、肉体の切断がよく使われるが、この作品にもそれが描かれている。ちょっと苦手な人もいるかもしれないけれども(実は私も)、そこがまた強烈な印象をかもし出して、主人公の強さや美しさの対比になっていると思えば多少がまんできると思う。

 ペイシェンスに対比して、ウイルの男性的な魅力も捨てがたい。

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