解夏 みんなのレビュー
- さだまさし (著)
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紙の本解夏
2004/03/07 19:06
特別なことではなく…
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然の失明宣告。
あこがれのサムライ。
かつてのクラスメート。
表題作の「解夏」をはじめ、著者のさだ氏の曲がどこからともなく流れてきそうな、人と人との絆を暖かく、やさしくつづった短編集。
読むと自然と涙があふれてくるような、そんな作品ばかりです。
紙の本解夏
2004/10/17 16:55
詩と小説
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は中学生の頃、さだまさし氏に影響を受けてフォークギターを父親に買ってもらい、LPレコードの「私詩集」や「夢供養」を溝が擦り切れるまで聴き、それらに入っている曲や、関白宣言や雨やどり、親父の一番長い日などを弾いていたことを思い出す。
社会人になってからは、渋谷にあった「モンペトクワ」というさだまさし氏の経営するレストランにも数度足を運んだ。そこには、「モンペと鍬」のイデタチでさだまさし氏の写真も飾られていた。また、僕は行ったことはないが、毎年さだまさし氏はオーストラリアのシドニーで定期公演されておられるようである。
その頃から、さだまさし氏の詩には美しさと物語性の強さを感じていた。ギターを弾くならアルペジオだし、詩を朗読するなら、韻をちゃんとふんでいることを認識させられるのである。そんな、さだまさし氏の小説。予期していたとおり、美しく詩的、だけれども庶民性も持ち合わせている。長崎の風景を存分にちりばめた「解夏」もよかったけど、「水底の村」も秀逸だった。久々にさだまさし氏の曲、精霊流しでも弾くこととしよう。でも、今度は弾き語り中に涙を流してしまうかも。
解説にビタミンFの重松清氏が登場するのは、30代、40代が主人公となっている小説だからだろうか。一見重松氏の小説と設定が似ている(特に「サクラサク」などは)のではあるが、作者の主張はまったく異なっているように思えるが…
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