ぷいぷい! みんなのレビュー
- 著者:夏 緑, イラスト:なもり
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評価内訳
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紙の本ぷいぷい! 11
2009/06/02 17:16
ヘロディオン編完結!そしてシリーズは続く
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えての正直な感想は「ようやく終わったよぉー」。本シリーズが、ではない。ヘロディオン編が、である。ニャロメ(違)が登場して夕也が塩の柱になったのが第7巻、続く第8巻から本巻までかけて綴られ続けた、この夏休み珍道中もとうとう終わりを迎えた。それでも本巻の【一話】、最終決戦直前におよんでまだエピソードが挿まれたのは驚きである。シエラの執事ニコライの束の間の恋、というか相手の一目惚れなのだが、実直なニコライが少し男を上げる切なくも前向きなエピソードである。そして迎える【二話】で最終決戦となるが、ここで意外にも陣よりも何よりもシエラが大活躍。トーレムのナイスなサポートとランプ魔神の特性を活かしたアイデアが炸裂する。よく練られた作戦である。一応の“ラスボス”ヘロディオンを前にピンチの連続に陥りもするが、ヘロディオンとシエラとのやり取りやその後の顛末などのおマヌケなところが本シリーズらしい。ただし、この決戦で全てが円満解決してはいない。【三話】では帰国した陣達とみんなで宿題を片付けるほのぼのとした1日を通して夏休みのことが語られるヘロディオン編のエピローグ的内容。愛花や毒呂説子が出てきて、陣達が戻って来たことを実感しながら、夏休みの「そんなこともあったねぇ」といった出来事が綴られている。どーでもいい余談だが、江戸っ子ペルシャ人なアルフ(母)のセリフで「人」にきちんと「しと」とルビがふられているのはナイス。夏休みが明ける次巻では文化祭絡みの学園モノらしい展開になるようで楽しみである……が、あの娘の容体が気になるので、この解決も期待したい。
紙の本ぷいぷい! 10
2009/01/09 14:16
セレブの心は突撃
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
【一話】まではこれまで通りのユルイ展開で、アルフが活躍して(この旅が始まってからアルフは束の間の恋に落ちたりして実はいろいろ目立っている)のカレー対決によりランプがカレー用ソースポットとしてついに!そして驚きの!使われ方をしたりしていたが、【二話】から急転直下の大ピンチに陥る。壊滅的と言える被害を受けるが、実は戦力的にあまり遜色は無い。まだ扱いが未熟ながらも陣は新たな武器を手にしており、親子愛(?)で結ばれた強力なメンバーが加わったからである。無礼な言い方をすれば、賑やかし要員を整理した決戦向けのパーティ再編成という見方が出来ないこともない。ただ、いろいろとやっかいなのが【三話】で聡子が触れた「最大の敵は味方」である。これをいかにして解決しながらヘロデ王に立ち向かうかが次巻の見所となろう。
しかし、何となく最終決戦のような雰囲気になっているが、実際どうなのだろう。本シリーズはこの決戦で終わるのだろうか。夏休みの宿題やテストの心配をしてたりもするので、もしかしたら決戦後案外フツーに二学期を迎えそうな気もしてしまう。
あと、もはや完全に定着してしまっているので今更だが『座堂』と『庶民』がお互いを名前で呼び合う日は来るのだろうか。
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