役立つ初期仏教法話 みんなのレビュー
- 著者:アルボムッレ・スマナサーラ
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紙の本怒らないこと 2
2010/08/26 16:29
慈悲を育てる
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:でるっそす - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は前著「怒らないこと」の続編のようだが、単独でも読める。
仏教的には「イヤ」と感じることはすべて怒りに分類される。
一方、仏教の言葉に「一切皆苦」とあるように、人生は苦である→イヤと感じる→怒り。ということで人生は基本的に怒りに満ちているらしい。
怒りがいかに良くないか、怒りの分類、怒りにいかに対処するかなどが示される。
最終的には仏道修行を完成させて怒りを完全に退治したほうがいいようだ。
そのためにはまず慈悲の心を育てることにしよう。
すべての生命あっての自分という人生観を確立しよう。
紙の本怒らないこと
2012/01/20 20:38
くえない話。
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「食べ物屋さんの口コミサイトにヤラセがあっととさ」
「そりゃー、食えねー話だねぇ」
というなら分かるが、
「ショックです」、「騙された気分です」、「怒り心頭です」などとなると意味が分からない。もともとその店の当事者でさえ投稿できるのだから、その辺を鑑みて利用するのが筋じゃなねーか?と怒りの反応に対して怒っている私もどうかしている。
ほおって置くのが一番かもしれない。
人はなぜ怒るのか、しかも怒りたくないのに。怒りとは何か。その本当の意味は。
本書にそのヒントがある。
怒りは排泄物であり、毒性までも含んでおり、怒りはそれらを、撒き散らしているようなものだと読み解いたら、なんだか嫌になった。
怒るのやめた、と思っても怒っている他人の姿をみると、汚いものが飛び散ってきそうで、気持ち悪くなる。そういえば公共の電波で夜な夜な撒き散らしているキャスターや、さわやかな朝から撒き散らしている顔黒は役目として怒っているのだろうか。お気の毒に。
テレビならスイッチを切ればいいし、本なら閉じればよい。
関わらなければならない人間関係の場合、どうしたらいいのだろう。
本書のように、怒っている人は「気の毒な人」と思ってみても、それは怒りを増幅させるだけではなかろうか。
「(まさに怒っている)その人は、自分のからだに溜まったゴミを外に出しているだけ」と著者は言うが、汚物をぶっかけられたほうはたまらない。
掃き溜めの中で修行をしているようなものと悟るしかないのであろうか。
「(怒る人々というのは)からだに悪いものを食べてそれを吐き、誰かに食べさせようとしているのと同じ」だという。まさに喰えない話だ。やはりほおって置くに限る。
紙の本怒らないこと
2016/02/12 10:30
楽になる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:panda - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かでおすすめの本とされていて存在を知りました。
最初のほうを読んだだけでも,モノの見方がかわりました。
今まで気が付かなかったことに気が付き,なるほどと思いました。
そんなに宗教色は強くなく読みやすいです。法話を聞いているような感じです。押しつけがましい感じもありません。
少しだけでも見方をかえると気持ちが楽になりました。こういった切り口の本ははじめてでしたので貴重です。
続編も読んでみたいです。
紙の本怒らないこと
2022/07/10 16:50
意識が変わる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビ番組で紹介されていて、夫婦で読みました。「怒りを鎮める」という本は数多ありますが、「そもそも怒らない」という考え方に、ひどく納得しました。何度も繰り返し読み続けたいと思います。
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