夢使い みんなのレビュー
- 植芝理一(著)
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2002/05/15 01:00
うつし世は夢、夜の夢こそまこと
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投稿者:カズイ・ヤナギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」…、これはかの江戸川乱歩の有名なせりふであるが、この作品のキィワードでもある。
前作「ディスコミュニケーション」から引き続くこのシリーズ、またも不思議なもので満ち溢れている。
人の心が引き起こすこの世の歪みを正すのが夢使いの役目だ。この作品の中には寓話や、エロティックなイメージや、玩具などが沢山出てくる(だいたい、主人公からして玩具屋の店主兼女子高生なのだ)。
ただ正していくのではなく、「現象」を静めたあとは心の奥深くをみつめるのは当事者たちの役目なのである(薀蓄も多いので勉強になるかも)。
しかし、登場人物たちはみな変わっていて当の夢使いたちからして皆変人である。そして何かしらの歪みを抱えている。
それがどういった展開を見せるのか。
まだ登場していない夢使いたちもいるので(現時点ではまだ三人)、これからが楽しみな作品だ。
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