“河野典生”の電子書籍一覧
“河野典生”に関連する電子書籍を29件掲載しています。1 ~ 29 件目をご紹介します。
明日こそ鳥は羽ばたく
- 税込価格:770円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2015/06/25
- 六つの指穴を持つ縦笛による八小節の音のくりかえし、あの突き刺すような断続音ではじまるメロディー。あれは、ほんとうに〈鳥〉のテーマだろうか。かつてのバンド仲間ジョーの行方を追って、鷹取は日本を飛び立った。苛酷な地インドで彼が見たものは、貧困やカーストにもめげずに逞しく生きている少年たちの姿だった…。
ジャズやインド音楽といった要素を取り込み、失踪ミステリとしてもハードボイルド小説として...
アガサ・クリスティ殺人事件
- 税込価格:770円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2016/02/06
- 名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった! 45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。ポワロの手には、〈かつての現場・ハイデラバード急行内でふたたび殺人が起こる〉との脅迫状が…。全世界のクリスティ・ファンに挑戦する本格推理小説の傑作。
...
ルーシーは爆薬持って空に浮かぶ
- 税込価格:495円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2015/08/05
- あいつ、J・Lが死んだのは十二月八日、ニューヨーク時間の真夜中、おれが知ったのは、何となく寝ぼけまなこでボヤーッと見ていた昼間のテレビの短かいニュースだ。へえー、とおれは思っただけだ。あのJ・Lさんがねえ、お気の毒に、と言ったところ。だから、あいつという感じでもない。いや、とてもあいつなんて、言わせていただくわけにはゆかない、お偉いお方が亡くなったのだ、そういう感じだったというわけ。(「ルーシー...
カトマンズ・イエティ・ハウス
- 税込価格:495円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2015/08/05
- 言いわすれたが、おれはケイ。齢は二十二。日本の情報は少しは入る。いま、やっているバイトのせいさ。バイトは、いうならばガイドだった。二、三年前にここにいた日本から来た放浪族が、どういうぐあいか、つけたコネを、つぎつぎいろんなやつが引き継いで、おれのところまでまわって来ていた。(「カトマンズ・イエティ・ハウス」より)
のっぺらぼうの人間などあり得ず、常ならぬ部分、ゆがんだ部分は誰にでもあ...
さらば、わが暗黒の日々
- 税込価格:495円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2015/06/25
- 私の躰はくの字に折れ曲がっていた。やがて二人の人間が私を抱え、彼らが海浜の水際を歩いていることがわかる。やがて私の躰は、どさりと降され、同時に大きく左右に揺れた。そう遠くない場所で、早口のインドネシア語の会話がきこえる…。
バリに来てから、奇妙な人影が常にまとわりついていた。現地のガイドと警察、民族音楽グループ、オーストラリア人の大富豪、そして日本で死んだはずのあの女。やがて殺人事件...
町の案内図 声、そして彼らの旅
- 税込価格:770円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2015/06/25
- 光と闇、生と死、喜悦と不安……はるかな記憶の底に内在するイメージを抽出し、選びぬかれた言葉と、乾いた文体で構築するユニークな作品世界。長らく入手困難だった幻想SF短篇集の名作が、ついに電子書籍で復刊!
●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理...
ペインティング・ナイフの群像
- 税込価格:770円
- 出版社:アドレナライズ
- 販売開始日:2015/06/25
- 言葉のペインティング・ナイフが塗りこめてゆく現代人の叙述詩…。短篇、コント、詩、ショートショート、etc。12章に分けて組み合わされた62の物語は、ゆるかやな一つの長編として結実する。第71回直木賞候補作品。
●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜...
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