紙の本
ほっこり
2019/03/06 12:03
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほっこり。
モデルがあるそうで。
作者が作品を愛してるのが伝わってきた。
ミステリーってほどミステリーではないかなあ。
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『ヒカルの卵』には嫌な人が出てこない(あえていうならイタチが憎い)。読んでて無性に誰かを責めたくなるようなそんな出来事も起こらない。
こんなにうまくいくならだれも苦労しないだろう。
でもだからこそ誰かのために何かを信じてただそれだけのためにがんばること、そういうバカみたいな真っ当さが必要なのかも。
限界集落に明るい未来を。口で言うのは簡単で、簡単だからこそ現実味がないかもしれないけど、それでも信じて生きていくのも悪くないんじゃないのかな、そう思える一冊。
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世界初?たまごかけご飯専門店にようこそ!「限界集落」に暮らす村人たちを、俺が元気にしてやんべ!養鶏農家でお人好しの二郎は「たまごかけご飯専門店」を開くと決意した。しかも、限界集落からさらに山奥に入った森のなかで。このあまりにも素っ頓狂な計画に、村人たちは大反対するが…。小さな山村に暮らす愉快な面々が繰り広げる、笑って泣ける物語。
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ムーミンにそっくりで「ムーさん」と呼ばれている村田二郎が主人公であるが、物語中でもずっとムーさんと呼ばれているので、つい本名を忘れてしまう。ムーミンのような見た目どおり、一瞬で人を和ませるおおらかな性格の持ち主であり、「俺はツイてる」が口癖のいいやつなのである。そんなムーさんが、ひとりで考え抜き、あたためている村おこし計画が、ひょんなことから公になり、周囲に無謀と言われながらも次々と成功させ、村を元気にする、という物語であり、それだけでも充分感動に値するのだが、本作はそれだけではない。幼馴染たちや、村人たち、外から移住してきた陶芸家など、協力者たちのそれぞれの動きが粋で、それがまた堪らないのである。そしてなにより、村の人たちが、自分たちの生業である農業に誇りを持ち、少しでもおいしいものを食べてもらいたいという気概が伝わってくるのがいい。ゆらゆら揺れる吊り橋は苦手だが、たまごかけご飯を食べに行きたくなる一冊である。ホタルも見たいし、帰りに百笑館で野菜を買い、ロールケーキも買って帰りたい。
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田舎活性化のために、養鶏を営んでるムーさんが、卵かけご飯専門店のお店を出すお話。
最初は「田舎の奥のつり橋を渡った場所」「無料で食事」っていう無謀な物語の始まりに、「おっ」と心躍ったのですが、最終的には「なんだかな~」となりました。
無謀すぎて幼馴染の大吉はムーさんと絶交したはずなのに、離婚して都会から戻ってきた直子と一緒にコソコソムーさんの世話を焼いていた。
食事代も最初はいただかない。だったのに、結局雇った元すし職人の源さんが350円の価値がある。っていうんで、350円の御代をいただくことにした。
世の中一人の力じゃ生きていけないけど、結局全部助けられてるところが、なんだかなぁ…って感じです。
養鶏場を担保に入れてまでやってるから、周りが助ける。
んー…。
なんともいえない読後感。
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フィクションなだけに、出来すぎてる感はあるけど、物語が「想いを伝える」ものなら、確かに夢を伝えてくれるお話。のせられてるの、分かってもこういう話が好き。
「心は傷つかない。やすりで削られて、もっとピカピカになるんだ」とか
「財産を失うのは小さな痛手だけども、勇気を失うのは人生を失うのと同じ」とか
「努力をした結果、それが実る人と実らない人がいるんではなくて、実るまで努力を続けた人と、実る前に努力を止めた人がいるだけなんだって」
とか、心に残るフレーズも沢山ある、たまごかけご飯をきっかけにした地域再生物語。
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限界集落で、卵かけごはん専門店を立ち上げ、そこから、諦めの漂う集落を変えていく。
そんなにうまくいくわけないよね、そう思う嫌な自分もおりますが、うまくいってしまうのが、森沢ワールドなのでしょう。
たぶん、この本が伝えたかったのは、そんなサクセスストーリーではなく、人を信じることの大切さとか、ポジティブに考えることの意味、諦めないことの大切さ、そんなことなのだと思います。
気楽に心を暖かくしながら読んで欲しい本です。
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自宅ソファーで読了(3)
途中何か予期せぬハプニングが!と構えてたけど、終始ハッピーな感じで推移、、、。ほっこりという表現がピッタリとみた。
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地域活性化の手本のような本でしたね。
ムーさんのような人が沢山いれば住みよい過疎地になりますね。
ただもう少し、第二弾、第三弾を詳しく描いて頂いた方が良かったかもしれません。
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森沢明夫さんの作品はいつも、ほのぼのさせてくれる。
今回の作品は、本当の大田舎。過疎化で、収入も増えず、若い人は出てゆくばかり。青年部と言っても、実際は壮年。そんな高齢化の進む田舎。「なんにのない田舎。けれど、都会にない物はいくらだってある田舎」豊富な自然と、清らかな水、ジネンジョがとり放題の山。釣り人少なく尺ヤマメが捕れる清らかな河川。人々は助け合って生きている。そんなますます高齢化の進む場所に人を呼び込もうと村一番の呑気物が計画を練る。誰一人として賛成しないその案は。うまい卵掛けご飯を食べさせる店。。。
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過疎化した「限界集落」で鶏舎を営むお人よしが、村おこしのため、卵かけご飯やを始めたら、、、
悪人が一人も出てこないコメディタッチのほんわかストーリー。
癒し系ともいってもよいかな。読了感がよいので、〇
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この作家さんの作品はいつもですが、うまく行き過ぎです。卵かけ御飯専門店も結構多いので、あまり物語に入りこめませんでした。
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≪いいか二郎、いつだって雄鶏みてえに胸張って、顔をいまより五度上に向けて歩けぇ。たったそんだけで、未来はきっといい方に変わっからよぉ≫
レビューみたらネタバレだったー、ショック!
「さっき、直ちゃん、人生いろいろって言ったけどもよ、そのいろいろってのは全部ヤスリなんだ。ヤスリってよ、ザラザラしてっから、心をこすられれば痛えべ?でもよ、それをぐっと我慢して、痛みを乗り越えれば、ヤスリで磨かれた心は、前よりもピッカピカになって、珠みてえに光り輝くんだって」
「まだ起きてもいねえ未来のことを不安がって、せっかくのいまを暗い気分で過ごしてもしようがねっぺ?」
「過去のことだっておんなじだよ。過ぎたことを思い煩って、いまを不幸せに過ごしても、損なだけだべ?」
人間ってのはね、過去も未来も生きらんねえの。生きられんのは、一瞬のいまだけ。だから、いまこの瞬間を感謝の気持ちで生きて、それを、ひたすらずっと続けていくだけ。だって、それが幸せな人生を送るってことなんだから」
自分が相手を疑わなければ、自分の敵は生まれないのだ。
同じ世界にいたとしても、そのとき自分がどちらを向いているかによって、世界の見え方はまるで違ってくるのだ
*・*・*・
卵掛けご飯専門店:たん熊、兵庫県
読むべき時に、本はやってくる。最近そればっかで、驚いている。
限界集落ではじまる卵掛けご飯専門店のお話。うまくいきすぎ感はあるけれど、全体的にほっこりしていてとてもいい。こんな暮らしがしたいよね、あの人と暮らしたらこうなるのかな、とか。
とにかく卵掛けご飯が食べたくなる本!でも、うちにある卵じゃムーさんの卵掛けご飯じゃないんだよ〜!
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またも素敵な世界観だった。浸りきって読了。小さな集落で養鶏場を営むムーさんは「俺はツイてっから」が口癖で自分の事はお構いなしで周りのために動こうとするお人よし。そんなムーさんが村のために一念発起!一見すると無謀なことに思われたが。。。なんとか自分の集落を盛りたてようと奮起するムーさんと一緒に張りきる村人Aみたいな気持で一喜一憂しながら読んだ。親友の大吉、出戻りの直ちゃん、色々な人達の温かさに支えられつつ突き進むムーさんが清々しく強力オススメ!ときに森沢さん、ヤスリのくだりは「ミーコ」でも読みましたよ^m^
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ほんわか心暖まる話しでした。
限界集落で卵かけごはんの専門店を開いて村起こし。当初こんな田舎でうまくいくはずないと反対されたが密かにみんなの協力で大成功。なんだか上手く行き過ぎた感もあるけどそれはそれで。直子さんにムーさん源さんワカメくん大吉、登場人物みんな個性あって楽しかった。
ちなみにあとがきにあったけどたまごかけごはん専門店、豊岡の但熊って店らしい。車で3時間の距離だし行ってみたい。
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森沢さんの本に出てくる人たちは皆あったかい( ̄ー ̄)
そして今回のこの本からは、美味しそうな匂いがしてきます。
ムーさんの口癖の昔からツイてるの考え方がとてもぐっときました☆
ムーさんのように地元を愛せたら素敵だろうなあ。