ビジネスとしての東大受験 億を稼ぐ悪の受験ハック （星海社新書）

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いろいろ言われているが、東京大学のブランドを身にまとうことができると有利なことがあるのは事実だ。





東大生タレントがテレビやネットで大人気の今、もはや東大生は「稼げる職業」と言っても過言ではないと最初に書いてある。





宝塚のように「清く正しく」をモットーにしている方にとっては「けしからん」と思うだろうが、効率良く日本の最高学歴をゲットできるならコスパがいいからなあ。





一般入試であれ推薦・AO入試であれ、大学受験はうまく「お金儲け」をするための手段なのだと、この本で気づいていただければと思いますと述べている。





「不都合な真実」をここまで書いていると、分かりやすいなあ。





一般入試と推薦・AO入試は、昔とは随分変わったようだ。




才能があり、可能性があり、頭が良い人間は絶対に推薦・AO入試に取り組むべきです。




こう述べていてさらに才能がなくて、可能性がなくて、頭が悪い人間が、そして誇れるものなどない人間が一発逆転を賭けて挑むものが、一般入試なのですとも述べている。




こう言われると身もふたもないなあ。




推薦・AO入試は、数学オリンピック受賞、何かの国際大会で金メダルなどキラキラする実績があればアピールできる。




ではどうすれば受験に対応できるのか。あらゆる科目で成績を上げる3つのテクニックを紹介している。1.語彙力、2.論理的思考力と3.読解力。



1は、誰も教えない受験重要分野である。



2.は、大学入試において「論理的ではない考え方」は正解にならない。




3は、キーワード探し、逆算、類推で問題を解く。




大学入試問題を具体例に使って説明している。




では、推薦・AO入試はどうなのか。



一般入試と変わらず、数字に換算して人を評価していると述べている。




人間が人間を判定するのだから数字から逃れることはできないからなあ。



推薦入試で重要なポイントとして5つの指標を紹介している。



積極性が評価される、卓越性が評価される、行動力評価される、多様性が評価される、国際性が評価される





最後に「真面目に頑張らないでください」と述べている。



多少ずるくてもいいから、不真面目に世の中を進んでいった方が、うまくいきます。そしてそこで得られ知識の方が、実は他に応用できるものだったりしますとも述べている。





受験で合格して燃え尽きても困るからなあ。





受験の世界も「コスパ」重視だな。