紙の本
前作と比べたら....
2019/01/18 21:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レビュー太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作が素晴らしすぎたのかもしれませんが、
今回は期待してた割にはそこまででした。
もちろん面白いもの(僕はシンメントリールームがお気に入り)はいっぱいあるので、お金がある方は買ってみてはどうでしょうか。
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岸辺露伴とゆう強烈なキャラがいなければ物語はできなかったろうなあ。。。前巻に引き続き不思議な出来事が彼を襲う。ささっと読めたけど、実はこの作品を買ったのは昨年。それまでずーっとほっぽってました(..;)反省。。。漫画を知らない母に貸したら次の日に二巻とも読破して返ってきました。「面白いねー」と言ってたので本家、漫画版を貸したら、「絵があんまり好きくない。ごちゃごちゃしてて。。。」どうも母には合わなかったみたいです。他のJOJOシリーズも好きじゃないみたいです。。。あんなに面白いのに~!
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既出の作品に書き下ろしの楽園の落穂が入っている。
小説と漫画の違いは、登場人物の心理描写や状況の説明を詳しく書ける所で、特に露伴の一人称の短編だとその利点が良く出ている。
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同時期に発売された「岸辺露伴は叫ばない」よりも、こちらの方がヒリつく話が多く自分の好みだった。
スタンドバトルは1つもないのだが、杜王町にある「振り返るとどこかへ連れて行かれてしまう路地」のような、超常現象に露伴が立ち向かってゆく。
危機的状況を露伴がどう切り抜けるのか。
予想しながら読み進めると、とても面白い。
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同僚から借りた続編。
前回の方がジョジョらしさ・露伴先生らしさが出ていて読んでいて面白かった。
今回のは内容としてはミステリー小説で面白いけれども、岸部露伴である理由が薄い気がした。
やはり他人の褌か。
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岸部露伴の短編シリーズ第2弾。4作収録。
頭の中に漫画のコマが浮かぶシーンも多く、どの短編も独特でおもしろかった。
今作は人間の傲慢さや欲深さをテーマにした話が多く、同じく欲に素直ながら岸部露伴なりの善悪の考え方や姿勢が楽しめた。
岸部露伴の短編シリーズは、集合無意識や自然・災害系のスタンド能力による怪奇譚の物語が多いが、小説版はそれを踏まえてもどうしても荒木作品の色とはなにか違うと感じるものは残るが、全般として「岸部露伴らしさ」は強く、魅力的なキャラクターとして大切に描かれていて面白い。
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荒木飛呂彦先生の傑作コミック『ジョジョの奇妙な冒険 第四部』より、スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』をノベライズした短編集第二弾。本巻には「幸福の箱」「シンメトリー・ルーム」「夕柳台」「楽園の落穂」の四作が収録されている。
ノベライズ版の詳細なレビューは『岸辺露伴は叫ばない』に書いたが、第一弾が純粋な怪奇現象(洒落怖作品や都市伝説のような)が扱われていたのに対し、第二弾では人間の心の闇、歪な欲求や傲慢さによって引き起こされる怪異が多い印象。コミック『岸辺露伴は動かない2』に収録されている「ザ・ラン」のように、人間の異常さが際だって描かれているように感じた(特に「シンメトリー・ルーム」に登場する建築家の偏執狂っぷりは、機会があれば荒木先生のキャラデザで見てみたい)。
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ジョジョシリーズの岸辺露伴スピンオフ短編小説集第二弾。
あいかわらず露伴が自ら飛び込み、あるいは巻き込まれる形で怪異を体験する。他の人の感想でもあったが、作家によって露伴のキャラが微妙に変わるのもまた面白い。
「幸福の箱」
美術商は魅力的な箱と露伴を残し、部屋を出る。つい触れたとたんに箱は崩れ落ち……独身の露伴が結婚について少しだけ考える(笑)。美術商夫婦の奇妙な愛。
「夕柳台」
その住宅街はなぜ静かなのか。それは静かな世界を求めた老人たちの願望が異様な形で具現化したもの。展開はかなりマンガだけど(笑)、実際問題、若い世代との対立は常にある。
「シンメトリー・ルーム」
シンメトリーにとり憑かれた建築家と露伴の対決。この作品集では一番スリリングで面白かった。久々に命の危機的場面も。
「楽園の落穂」
究極の小麦を取材するため僻地を訪れた露伴と編集者親子。またもドタバタ展開なのだけど、小麦の正体がよくできている。こういうのありそうで怖い。
「~」や「!」などの記号の多用、カタカナ擬音、会話文などは前作同様マンガ的(ラノベだから)で、それに耐えられるかで向き不向きあると思う。
とはいえ、どの短編も想像力に富んでいる。たとえば「世にも奇妙な物語」などが好きな人にはオススメ。
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複数の作家による短編集。なかなか雰囲気が出ていてよかった。四編は先に進むほど好みだった。原作の独特のセリフ表現(太字になるとか大文字になるとか)を小説で再現しようとするとくどくなるのでバランスが大事。
・幸福の箱(北國ばらっど)
・有柳台(宮本深礼)
・シンメトリー・ルーム(北國ばらっど)
・楽園の落穂(吉上 亮)
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オムニバス形式の短編集
「岸辺露伴は戯れない」☆平均2.5
=幸福の箱=
この作者は相変わらず比喩がテキトー。
つまらないのでは無く、くだらないストーリー。
作中に一つだけ興味をそそられた文章が有った。
「時間の無駄」。☆ゼロ。
=夕柳台=
不気味な謎解きにワクワクし、
中盤より少し後くらいまでは面白かった。
しかし、この結末には拍子抜けした。
襲撃者の本質を一切明らかにしないままなのが、
まず露伴にはあり得ない事。
敵が何者なのかも、阻止する方法も分からないのに
そこに住んでみたいなどど言うものか疑問が残る。☆1つ。
=シンメトリー・ルーム=
この作者で唯一読み応えのある作品。
愉快で痛快、言い得て妙な表現が小気味よい。
露伴シリーズ2冊を通し、
この作者が一番ジョジョ本編を理解している気がする。
漫画を読む時のスピード感が楽しめた。
余りに面白くて繰り返し3度も読んだ。☆5つ。
=楽園の落穂=
とても良質な作品。
しかし、お馴染みの奇妙な冒険ではなく、
原初の恐怖、重厚なホラーであるため、
露伴の世界観にそぐわない気がする。
だが、作品自体は大変面白い。
もっと別の形で、長編小説として読みたかった。☆4つ。
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世界観も保ってたので、なかなか面白かったと思う。キャラクターありきなので、オリジナルだったらどう感じるかは別だけど。
・「幸福の箱」。キャラの表情まで想像できて面白かった。人間の狂気と愛。
・「夕柳台」。思い返してみると、あまり印象に残っていない。アクションのための設定という感じ。
・「シンメトリールーム」。これは引き込まれた。古代の神殿など、荒木飛呂彦っぽい要素がたくさん。部屋の脱出も、どうやって脱出するのか、最後まで楽しめた。これも人間の狂気を感じる。
・「楽園の落穂」。人間が自然を支配する、というキリスト教的概念の人と、科学に疎い人には衝撃の設定?ここに書かれていることは、本当のことでもある。突き詰めれば、生物は遺伝子の乗り物。
※元ネタは「ホモサピエンス全史」かもしれない。
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幸福の箱 北國ばらっど
夕柳台 宮本深礼
シンメトリー・ルーム 北國ばらっど
楽園の落穂 吉上亮
「岸辺露伴は叫ばない」が面白かったのでこちらも読んで見ました。
シンメトリー・ルーム かなり良いです。追い詰められている露伴の情景が目に浮かんできます
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こちらもやはり面白かった。書き手の人たちはもしかして結構きちんと書ける人たちなのかな?
冒頭の短編のみ退屈でよく意味がわからなかった。なんなの箱って。なんで組み立てると中に入ることになるのか理論がない。単なる力技の設定をゴリ押しされている感じが非常にしんどい。短編の頭から無理やり過ぎる流れなのでちょっと嫌な予感がしていた。案の定だった。
麦の話、シンメトリーの話、住宅街の話はそれぞれおもしろかった。麦の話はトンデモ学説をジョジョに移植して壮大なホラ話にしているところが豪快でよい。考古学とか民俗学っぽい味付けとジョジョの相性のよさ!シンメトリーの話は物理的にではなく思想的に窮屈な空間の窮屈感がよく出ていて緊迫感があった。露伴の語るプロ論もなかなかのもの。住宅街の話はモンスター老人の集合的無意識が怪物を産んでしまうという構造の社会派っぽい問題意識がジョジョと絡んだのが新鮮だった。社会派のあり方が青臭過ぎるのはちょっと嫌だったが。
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今作も、各人、独自の描き方で岸辺露伴を描き出していて、たしかな満足。
今作も、ばらっど先生は、原作にも劣らないバトルを繰り出していてくれて、良。
夕柳台も、奇妙さ、ホラー加減、岸辺露伴がバランスよく描けていて、とっても好みだった。宮本先生は、ゾンビに造詣が深いからか、モンスターゾンビっぽい(?)黒い猿の描写は真に迫ってました笑
吉上亮先生の『楽園の落穂』は……一編の短編ホラーとしては良かったかもしれないけど、ストーリーラインに、それこそ岸辺露伴が乗せられてる気がしたのがマイナスかな〜。あからさまにおかしいことがあっても、後回しにしたり、山を降りれないからと待つ人物じゃないと思うし……。一々の場面転換があるせいで、物語のスピード感もやや無いのも気になるところ……
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『シンメトリー・ルーム』と『楽園の落穂』がとくに好き。後者はちょっとクトゥルフ神話を思い出した。何だかんだ言いつつ子どもに優しい露伴ちゃんも見れます。