商品説明
JRAK、こちらパラオ放送局……。中島敦、大久保康雄らが接点をもった熱帯生物研究所。そこに流れるラジオ番組は「オールナイト・パラオ!」。謎のDJのトークが昭和史と文学史と奇想を巧みにリミックスし、ヒロヒトと南方熊楠、森鴎外ら戦前・戦中期の文化人たちとの密かな絆を謳いあげる。6年ぶりの大長篇小説。
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紙の本
オビにある人名
2024/03/11 13:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いほ - この投稿者のレビュー一覧を見る
の内でも、濃淡があって、記述が厚いのは
金子文子(作中はフミコ)もう一人のフミコ(あとタイコ←会話内だけですが)と遭遇したり、あるフランス人女性の名前を不正確に呟くところは感動的です。
古山高麗雄(←読めますか?)普通に思いつく大岡昇平や武田泰淳より厚い。
中島敦と城田すず子(仮名)(作中はMY、オビに名前なし)二人を結びつけるのはなかなかの奇想です、中島敦っていろいろカフカっぽい。
名人芸的な固有名の連なりが面白かったです。クマグスとナウシカとか、ユウジンくんとか。