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紙の本
いまさらながら表現力の多彩さに驚いた
2001/05/24 12:44
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投稿者:たむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり知られていない小品から超名作まで、犬をテーマに編んだアンソロジー。名前は知っていたが未読だったのが『七色いんこ』。代役専門の役者、七色いんこの相棒が犬なのです。犬だから喋れない。表情・ジェスチャー・パントマイムで話す。そこで演技力がものを言う。この場合、演技力とはすなわち手塚治虫の表現力だ。犬の玉サブローの演技は、手塚治虫の筆にかかるとあれよあれよの七変化で、見ているだけで楽しい。
ひるがえせば、動物を描くというのは、セリフでごまかせない、絵だけで勝負する場なのだ。その点、この『犬傑作集』と姉妹編の『猫傑作集』は、手塚治虫の天才を知る恰好のアンソロジーだと思う。