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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/01
- 出版社: CCCメディアハウス
- サイズ:19cm/373p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-484-18108-0
読割 50
紙の本
東西ベルリン動物園大戦争
著者 ヤン・モーンハウプト (著),黒鳥 英俊 (監修),赤坂 桃子 (訳)
冷戦時代、分断されたベルリンにあった2つの動物園では、奇妙な代理戦争がくりひろげられていた。2人の園長はゾウや希少動物の数を競い、存在感を誇示して…。知られざる冷戦の歴史...
東西ベルリン動物園大戦争
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商品説明
冷戦時代、分断されたベルリンにあった2つの動物園では、奇妙な代理戦争がくりひろげられていた。2人の園長はゾウや希少動物の数を競い、存在感を誇示して…。知られざる冷戦の歴史に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
冷戦下のベルリン、代理戦争の舞台になった2つの動物園のヘンテコな実話
パンダで軍備拡張⁉ この状況ヤバい…
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西ベルリンも東ベルリンも、ある意味では町自体が二つの動物園だった。
西はベルリン動物園、窮屈な壁に閉じ込められた孤島の宝。
東はティアパルク、常に道半ばだった社会主義のユートピア。
二つの動物園は町のシンボルで、それぞれの体制を体現していた。
二人の園長はゾウや希少動物の数を競い、存在感を誇示した。
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ドイツ初の動物園である「ベルリン動物園」は第二次世界大戦でほとんどの動物を失い、壊滅的なダメージを受けた。第三帝国ナンバー2のヘルマン・ゲーリングと親しかった筋金入りのナチで、ベルリン動物園園長だったルッツ・ヘックは、ベルリン陥落寸前に自身の危険を案じて逃亡をはかり、そのまま行方不明となった。当時はまだ珍しかった女性の動物学者であり、動物園職員だったカタリーナ・ハインロートは、瀕死の夫や負傷者、そして動物を守るために園内にとどまるが、ついに園内に侵入してきた赤軍の暴行を受ける。カタリーナはそれでも瓦礫のなかから果敢に立ち上がり、戦後のベルリン動物園を立て直していく。
戦後、敗戦国であるドイツと首都ベルリンは、自由主義経済を推進する英・仏・米と社会主義国家のソ連の4カ国によって分割管理される。とりわけ西ベルリンは東ベルリンと接しながら、その他三方もソ連統治下の東ドイツに囲まれた「陸の孤島」ともいえる状況に置かれた。そんななか、東ベルリンで動物園を建設する計画が持ち上がる。広大な敷地を誇るティアパルク建設計画だ。
第二次世界大戦と冷戦を経て現在にいたるベルリンの歴史を膨大な関係者取材から「動物園」という視点で紐解いたノンフィクション。同時代の日本の動物園事情からもっとベルリンが見えてくる「動物園の歩き方」(執筆:黒鳥英俊)も収録。【商品解説】
目次
- プロローグ――動物園人
- 壁で隔てられたボスジカ二頭
- 政治の舞台になった動物園
- 動物園の歩き方 ①
- 第1章 戦争とワニの尻尾のスープ
- 博士号をもつ「瓦礫の女」
- 動物園の塹壕
- 「クナウチュケ」のキャベツ
- 動物園のいじめ
著者紹介
ヤン・モーンハウプト
- 略歴
- 〈ヤン・モーンハウプト〉1983年ドイツ生まれ。フリージャーナリスト。『シュピーゲル・オンライン』『フランクフルター・アルゲマイネ日曜版』などさまざまなメディアに寄稿。スポーツも得意ジャンル。
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