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商品説明
12歳でゲリラ部隊に身を投じるも、のちに国軍の一兵士に転じてゲリラと対峙。縁あってフランシスコ会の修道士となり、自らの半生と祖国の在り方を顧みる機会を得た彼は、やがて社会人類学の学徒となり…。波瀾万丈の半生記。【「TRC MARC」の商品解説】
1980年代前半のペルー、アヤクーチョ地方。 アンデスの貧しい山村に生まれ育った少年は、社会正義の 実現を信じて反政府ゲリラ組織に身を投じた。
ルルヒオ・ガビランは 1983年、12歳で共産主義反政府組織「センデロ・ルミノソ」 にゲリラ兵として加わった。当時、ペルーの山間部で勢力を拡大していたセンデロ・ルミノソだが、やがて政府軍、地元の自警団との激しい暴力の応酬に突入する。 苛酷な戦闘とゲリラ組織上層部から圧迫に疲弊したルルヒオは、とある戦いで捕虜となり、今度はペルー国軍の兵士として 軍人教育を受けて成人することになる。その後、人生の平安を求めて修道院で修行生活を送ったのちに、大学で学びなおし「天職」と見定めた社会人類学徒として、現在は故郷の大学で教鞭をとる。
20世紀の矛盾の渦中を生きのびた同時代人の貴重な証言にして、続く世代に「平和」を遺す願いをこめた胸を打つ自叙伝。【商品解説】
著者紹介
ルルヒオ・ガビラン
- 略歴
- ペルー、アヤクーチョ生まれ。国立サン・クリストバル・ワマンガ 大学社会科学部社会人類学科卒業。フォード財団の奨学金を得て、 メキシコのイベロアメリカーナ大学社会人類学科修士課程へ入学。 同大学にて社会人類学修士号および博士号を取得。現在は国立サン・クリストバル・ワマンガ大学同学科にて教師を務める。研究テーマ は、先住民アイデンティティ、政治人類学、暴力、移民および都市 の変遷など。2019年に、少年兵として軍隊に入隊していたころの 経験をさらに詳細にまとめた『ショウグン中尉への手紙』を出版。
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