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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/03/03
- 出版社: 三元社
- サイズ:22cm/178,47p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-88303-542-7
- 国内送料無料
紙の本
『雅歌』の花嫁神秘主義とバンベルク大聖堂彫刻群
著者 仲間 絢 (著)
西洋中世彫刻の代表作で、ドイツ・ゴシックの頂点をなすバンベルク大聖堂彫刻群。〈聖母マリア像〉を中心的なイメージと捉え、聖堂の特徴である花嫁神秘主義を根幹として検証し、壮大...
『雅歌』の花嫁神秘主義とバンベルク大聖堂彫刻群
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商品説明
西洋中世彫刻の代表作で、ドイツ・ゴシックの頂点をなすバンベルク大聖堂彫刻群。〈聖母マリア像〉を中心的なイメージと捉え、聖堂の特徴である花嫁神秘主義を根幹として検証し、壮大なイメージ・プログラムを読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
西洋中世彫刻の代表作、ドイツ・ゴシックの頂点をなすバンベルク大聖堂彫刻群。本書は、《聖母マリア像》を中心にすえ、旧約聖書『雅歌』註解の真髄である「花嫁神秘主義」を根幹として検証することで、この著名な作品群をめぐる長い研究史に新たな説を書き加える。様式史のみならず、同時代の聖書解釈や受容、教会と宮廷文化の関係性、歴史的・政治的背景などから、聖堂全体に重層的に織り込まれた一連の壮大なイメージ・プログラムを読み解いていく。【商品解説】
目次
- 序章
- 第1章 バンベルク大聖堂彫刻群成立の歴史的背景
- 1 大聖堂の建立と再建
- 2 ドイツ・ゴシックの女性像としての《聖母マリア像》の様式的考察
- 第2章 愛の思想と『雅歌』の花嫁神秘主義
- 1 『雅歌』註解と花嫁神秘主義
- 2 キリスト教美術の中の『雅歌』
- 3 『雅歌』と騎士の宮廷文化
- 4 都市バンベルクとその周辺における花嫁神秘主義
- 5 彫刻群成立
著者紹介
仲間 絢
- 略歴
- 1982年、ベルリン生まれ。東京外国語大学外国語学部ドイツ語専攻卒。京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士後期課程修了、博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(DC1、京都大学)、日本学術振興会特別研究員(PD、東京藝術大学)を経て、現在、ハーバード大学美術史・建築史学科リサーチ・アソシエイト。共著書に「花の表象と女性性―『雅歌』の花嫁神秘主義と近代」(『風景の人間学 自然と都市、そして記憶の表象』、三元社、2020年)、論文に「バンベルク大聖堂「君侯の門」彫刻群―「神秘の結婚」による終末の花嫁たちの救済」(『美学』第66号、美学会、2015年)他。
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