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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/28
- 出版社: 行舟文化
- サイズ:19cm/373p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909735-08-9
読割 50
紙の本
弔い月の下にて
著者 倉野 憲比古 (著)
壱岐沖の孤島に、隠れ切支丹の末裔である富豪が築いた異形の館・淆亂〈バベル〉館。心理学専攻の学生・夷戸ら3人は、観光のつもりが館の使用人を名乗る男たちに囚われ…。異端信仰と...
弔い月の下にて
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商品説明
壱岐沖の孤島に、隠れ切支丹の末裔である富豪が築いた異形の館・淆亂〈バベル〉館。心理学専攻の学生・夷戸ら3人は、観光のつもりが館の使用人を名乗る男たちに囚われ…。異端信仰と異常心理学の衒学が横溢する変格ミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
目羅博士でも真相は見抜けまい。
大乱歩が読んだら、どれだけ喜んだことだろう。
――春日武彦(精神科医)推薦!
心理学を専攻する大学院生の夷戸と彼の先輩の根津、ふたりの行きつけの喫茶店のマスターの美菜は三人で壱岐に旅行にやってきた。
根津の提案でボートを借り、かつて隠れキリシタンの島民が大量死したという曰くある島「弔月島(ちょうげつとう)」の見物に出かける三人。島にはキリシタンの末裔である富豪が築いた奇妙な館・淆亂館(ばべるかん)が残っていた。
上陸した三人は、「館の使用人」を名乗る獰猛な男たちに拉致され、館に軟禁される。そこにいたのは、有名な劇団のメンバーたちとゴシップ記者。淆亂館の主は、彼ら全員と因縁のある、十年前に失踪した「伝説の俳優」なのだと言うが……
謎の黒衣の男が跋扈し、次々と起こる謎めいた殺人。作者渾身のシリーズ第三作は、異常なロジックと奇矯なトリックが炸裂する傑作変格ミステリ!【商品解説】
目次
- プロロオグ 渚にて
- 一 暗鬱なる島へ
- 二 淆亂館の主人
- 三 消失と出現と
- 四 因辺留濃への道行
- 五 宴の精神病理学的考察
- 六 悪夢と悪魔
- 七 会議は踊る、されど進まず
- 八 了解操作が始まる、すべてが終わる
- 九 宗教的な、余りに宗教的な
著者紹介
倉野 憲比古
- 略歴
- 〈倉野憲比古〉1974年福岡県生まれ。立教大学文学部卒業。公認心理師。「スノウブラインド」でデビュー。
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