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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/11/12
- 出版社: 大阪公立大学共同出版会
- サイズ:19cm/214p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909933-29-4
- 国内送料無料
紙の本
TANKA《カタルーニャ語短歌》私語 日本古典文学が海外へ与えた影響の特殊例
著者 小林 標 (著)
1950年代、スペイン・カタルーニャ地方では、日本の短歌に触発された、スペイン語文学とは全く無関係な独自の詩型“tanka”が確立していた。カタルーニャ語文学における詩文...
TANKA《カタルーニャ語短歌》私語 日本古典文学が海外へ与えた影響の特殊例
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商品説明
1950年代、スペイン・カタルーニャ地方では、日本の短歌に触発された、スペイン語文学とは全く無関係な独自の詩型“tanka”が確立していた。カタルーニャ語文学における詩文学の存在を、その始まりから紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
平安鎌倉和歌から現代カタルーニャ語文学へ
スペイン第二の都市バルセロナはガウディの建築やピカソの美術館だけの街ではない。それはスペイン語から独立したカタルーニャ語文学の中心地でもある。ないよりもそこでは、tankaと呼ばれる日本の短歌と同じ形態の五行の詩が今や伝統として根づいているのだ。少なからぬ現代のカタルーニャ語詩人が5/7/5/7/7の詩形で短歌を作り書物としているのは、英語にもスペイン語にもない世界でも稀な現象である。これは底流ではカタルーニャ州をスペイン国から独立させる政治的意欲とも繋がっている。
「TANKA《カタルーニャ語短歌》私語(わたくしがたり)」はカタルーニャ語短歌の全歴史を述べた世界で最初・唯一の書である。前世紀のその創始者から始まって、2011年出版の百首すべてを短歌形式で訳した百人一首カタルーニャ語版という偉業に至るまで、その道筋に登場する詩人たちとその作品が翻訳とともに詳しく解説されている。【商品解説】
目次
- 前文
- 序章
- 1 『Cent de Cent』
- 2 外国語の短歌
- 第一章 カタルーニャ語短歌の濫觴
- 1 カルラス・リバの実験
- 2 カルラス・リバの『遊戯と火』
- 3 カタルーニャ語短歌の規範化
- 4 リバとマリウス・トッラスの交流
- 5 カルラス・リバの短歌詳説
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