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紙の本
旧暦で日本を楽しむ (講談社+α文庫)
著者 千葉 望 (著)
梅雨の真っ最中になぜ七夕? 十二月の討ち入りになぜ梅の香? これすべて、暦のいたずら。新暦と日本の自然とのずれに悩んできた著者が、忘れてしまった季節の移ろいを「陰暦」で蘇...
旧暦で日本を楽しむ (講談社+α文庫)
旧暦で日本を楽しむ
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商品説明
梅雨の真っ最中になぜ七夕? 十二月の討ち入りになぜ梅の香? これすべて、暦のいたずら。新暦と日本の自然とのずれに悩んできた著者が、忘れてしまった季節の移ろいを「陰暦」で蘇らせる。〔「陰暦暮らし」(ランダムハウス講談社 2007年刊)の改題,再構成〕【「TRC MARC」の商品解説】
「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」―――そう西行が歌った”如月”とは2月じゃない? 織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中? 赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった? 正月とは、春の到来を祝うイベントだった? ……これらは暦のいたずらによって起きたこと。もはや失われたと思われている花鳥風月を愛でる日本人の心を、「陰暦」を通して蘇らせる。
「願わくは花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」
――そう西行が歌った”如月”は2月じゃない?
「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」
――奥の細道で芭蕉が聴き入った5月に蝉はいないはず?
織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中?
赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった?
お正月とは、春の到来を祝うイベントだった?
これらはすべて、暦のいたずらによって起きたこと。
花鳥風月を愛でる日本文化はもはや失われたと思われているけれど、著者は、私たちの中にひそんでいる情緒は今も健在だと考える。日本人が実感として心地よく感じられる季節の移ろいを、「陰暦」を通して蘇らせる。【商品解説】
目次
- まえがき
- 陰暦でめぐる忠臣蔵
- 初春
- 若菜摘みの季節がやってきた
- 木曾義仲を慕った松尾芭蕉
- 春
- 西行忌と冬の桜
- 桃の節供を陰暦で迎える
- 増上寺に「花祭り」を訪ねて
- 京の桜と夏越の祓
著者紹介
千葉 望
- 略歴
- 千葉望/ちばのぞみ
1957年岩手県生まれ。1980年早稲田大学文学部日本文学専修卒業。
ノンフィクション・ライターとして、人物インタビューやルポ、書評などを執筆。趣味は、茶道、書道、歌舞伎や能の鑑賞、寺社めぐり、着物、スポーツ観戦、友人たちとの楽しいお酒など。
著書に『古いものに恋をして。骨董屋の女主人たち』(2006/里文出版)、『古いものに恋をして。「好き」を生きる女性た』(2008/里文出版)、『実践する!仏教』(2004/すばる舎)ほか。
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