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紙の本
奨学金が日本を滅ぼす (朝日新書)
著者 大内裕和 (著)
ブラックバイトに光を当てた著者が、奨学金問題の深刻さを丁寧に考察すると同時に、当面の対策と今後の改善の方向について明確に示す。奨学金という切り口から、日本社会がどんな問題...
奨学金が日本を滅ぼす (朝日新書)
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商品説明
ブラックバイトに光を当てた著者が、奨学金問題の深刻さを丁寧に考察すると同時に、当面の対策と今後の改善の方向について明確に示す。奨学金という切り口から、日本社会がどんな問題に直面しているのかを明らかにした一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
【文学/日本文学評論随筆その他】いまや大学生の半数以上が奨学金を借りている。多い人は700万円もの借金を抱え、卒業後に返済で困窮する。授業料が高く親世代の収入が減ったため、子世代は奨学金とバイトが頼みの綱。「ブラックバイト」と命名した著者が奨学金問題の本質と解決策に初めて迫る。【商品解説】
いまや大学生の半数以上が奨学金を借りている。多い人は700万円もの借金を抱え、卒業後に返済で困窮する。授業料が高く親世代の収入が減ったため、子世代は奨学金とバイトが頼みの綱。「ブラックバイト」と命名した著者が奨学金問題の本質と解決策に初めて迫る。【本の内容】
いまや大学生の半数以上が奨学金を借りている。「ブラックバイト」と命名した著者が奨学金問題の本質と解決策に初めて迫る。【本の内容】
著者紹介
大内裕和
- 略歴
- 〈大内裕和〉1967年神奈川県生まれ。中京大学国際教養学部教授。専門は教育学、教育社会学。「奨学金問題対策全国会議」共同代表。著書に「ブラックバイトに騙されるな!」など。
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奨学金が若者を苦しめる!
2017/03/11 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:古本虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
50%を超える大学生が奨学金を利用しているという、その割合の多さにびっくりする。その奨学金返済に苦しんでいる社会人が多いこと、さらに奨学金の制度がこれほど変わっていたことにも驚く。小生は1974年から1978年に大学生活を過ごしたものであり、著者が「大学の授業料や奨学金というのは、…(略)…、そこから離れてしまうと関心を払わなく傾向があります。」(46頁)と指摘がピッタリ当てはまる。
奨学金の制度が給付から貸与、無利子から有利子、免除制度の廃止、延滞金の発生、日本育英会から日本学生支援機構への組織改編そして大学の授業料の上昇など大きな変化に気付いてない人必見。
奨学金を利用すると卒業後の社会人スタート時に大きな借金を抱えてしまうことになり、就職後の収入が安定しないと、その返済に苦慮することになる。その実態がこの本に紹介されている。その背景には「新自由主義」「自己責任論」「日本型雇用」「正規・非正規雇用」などがあると説いている。そして奨学金が就職、結婚、出産、子育てなどその後の人生の制約条件になっているという。それは将来の日本を揺るがしかねないともいう。
奨学金の見方が変わる一冊である。